なんとなくダラダラと流れてきた
何者かになりたいと思いながら何もできずに生きてた
鏡を覗き込めばそこには疲れたおばさんがいた
テレビだ雑誌だ成功者たちは言うよ
「遅いことなんかない」と
でもそれはきっと神様に選ばれた天性の才能
門の叩き方も知らない得ようともしないものには
誰も道案内なんかしてくれないし
こんな捩じくれた考えしかできない自分だから
あと一歩がいつも踏み出せなくて
誰かに見つけてもらおうだなんて烏滸がましいよな
ああ これだってただの愚痴 ただの日記 それだけ
美味しいものを食べたいだけ食べて生きていたら
ぶくぶく肥え太って醜い肉の塊ができました
蝶々はどんなに甘い蜜でお腹をパンパンにしたとて
ドロドロ重い脂の洋服を着なくて済むんだわ
ああ妬ましい嫉ましいなあ 気ままに空を飛んでいても
誰にも咎められないし 常に美しくいられる
神様どんな危険に侵されようとも短い命だろうとも
構いませんから可憐で小さな蝶の体をください
怠惰で鈍重で愚鈍な生命なんか なんの得にもなりゃしない
世の中のお荷物です ごめんなさい
昨日曇ってた気持ちも今日は晴れやか
君が居てくれるから 心は透き通る青
心を満たしてくれて 癒してくれて
ありがとう
沈んでいた心も 上を向くよ
お互いの瞳の中にお互いだけ映って
まるでふたりの世界邪魔なんか入らない
まだ肌寒いでしょうと厚手の上着で出かけ
思ったより強い陽射しに汗ばむが
裸の木々たちは衣替えを渋っているみたい
皆分厚い上着をしまう契機を伺うけれど
ジェットコースターのよう
くるくる変わる気温に振り回されて疲弊している
桜舞い散る華やいだ公園を液晶は映すけれど
北の街の春は一進一退の様相
冬将軍はまだ帰り難く だらだらと居座っているようだ
気づいてるよ わかってるよ 貴方はもう私に飽きてる
それでも一緒にいてくれるけど 別れを告げるのが面倒だから 惰性だけの関係
鎹がなくなればばらばらに壊れてしまうのかな
それならわたしから 終わらせるべきなのかな
考えてしまう一人の夜に