umina*

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3/14/2025, 4:51:55 PM

思考の森を掻き分けて
言葉の海を泳いで
今日もまた旅をする
まだ見ぬ君を探して

3/13/2025, 4:41:17 PM

あ、朝。
目覚めて、カーテンを開く。
光が刺したこの部屋に、今日も1人。
誰も私を見ない、私も誰かを見ない。
まるで存在を無くしたみたいだ。

今日は何をしようか?
コーヒーを入れて、パンをかじろう。
終わったら、お気に入りの服を着て、外に出ようか。
私の存在を色を彩るように。

足元に咲いた花、公園で遊ぶ子供の声、
木の葉が擦れる音、猫の鳴き声、
踏切を横切る電車。

少しばかり、私の話をしよう。
ずっと感情が何か分からなかった。
喜怒哀楽も、何もかも。
目の前で起こる全てが、画面越しに見える景色で、私はそれをじっと見つめていた。
心はずっと空っぽだった。

きっと透明人間と言っても過言じゃないほど、
他人と関わってこなかった。
語るべき変化などないけれど、画面越しに世界を見て十数年、他人は煩わしいものばかり落としていく。
そうして私は、色をつけるのは自らだと気づいた。

だから、たとえ今私が透明人間であろうとも、私は私のやり方で、毎日に彩りを与える。

さぁ、何処へ行こうか。

12/1/2024, 3:20:58 PM

よく仕事で色んな所に出張する。
車、新幹線、飛行機、さまざまなものを使って、
目的地までの道を往く。
便利な世の中で、行きたいと思えば、
数時間で目的地に着く。
(もちろんお金はかかるが…)

家に引きこもっていた自分では、想像もできなかった未来。
外に出ることが難しかった。
体力も時間もお金もなかったから。

それが今や、1週間家に居ないことが多いほど、
どこかに行っている。
出張するまで気付かなかった。
どれだけ距離があろうとも、どこにでもいける。

もし「オーロラを見に行こう」なんて
君が言うことがあっても、
僕はその返答を迷わず答えられる。

そんなことを冗談みたいに、
時間も金もないと、息苦しいと言う君に伝えたい。

8/25/2024, 5:03:44 PM

僕は書く。

言いたいことを頭の中で纏めて……、
というよりも、独り言の感覚に近いかもしれない。
なんせ、浮かんだ言葉をそのまま吐き出しているのだから。

そんなことはどうだっていいんだ。
君だって、本当は僕だって。
もっと大切なことが、ある。

そう、この物語の中身だ。

……そうだろう?

だけど、この物語が終わるまで、
僕はずっと1人で演じているばかりだ。
この舞台の中で、
僕は演じる僕と永遠に向かい合っていた。

……もう飽き飽きだ。

それでも、演らなくちゃ誰にも会えない。
辞めたら、もっと寂しくなるだけだ。

だから、

伝えたいことを必死で纏めて、
伝わらなくても全力で演じる。

そうやって、また画面の中、
1人分の椅子に掛けて、僕は吐き綴る。

中身のないこの物語を、
向かい合う誰かが見てくれるまで。

5/26/2024, 8:17:37 AM

視線の先には、ずっと遠く遠くまで続く水。
空から止まることない涙が落ちてくる。

水と水、触れる度に跳ね返って。
僕は何もせずただ見ていた。

まるで同じ時を繰り返しているみたい。
叶うことならずっと見ていたい。

こんな綺麗な景色、晴れてしまうには勿体ない。
まだ隣に誰も居なくていいから。
だからどうか、もう少しこのままで。

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