2/16/2024, 1:44:06 PM
誰かの顔色をうかがって余り物を選ぶのも、いつしか慣れていた。
けれど今この空間には、家族の気配すら感じられない静寂が流れている。
もしかしたら初めて独りになれたのかもしれないと、部屋の中央に寝転び、とりあえず目を閉じてみた。
ちょっとだけ「ひとり」を大切に出来そうな気が、する。誰でもない自分を。
【誰よりも】
2/15/2024, 12:49:20 PM
唐突に始めてしまった模様替え。
教科書の階段から滑り落ちたのは、どこか馴染みのある歪な文字。
差出人の名で封を切り、中身に苦笑いしながら、あの悩ましい教室を追想した。
──すべて、ぼやけている。
ただ見過ごすのも寂しいなと、別の一箱を頼ることにした。
こうして今回もまた目移りをしている。
【10年後の私から届いた手紙】
2/14/2024, 1:22:05 PM
「誰でも簡単!」本当に?
ならば我が手の中に生成された“やる気の残骸”は、一体ナニモノであらせられるのか。
人知れず味わいたくなった魅惑のひとときは、一転して少々物悲しい結末を迎えてしまいましたとさ。
【バレンタイン】
2/13/2024, 2:16:33 PM
見据える先は一点、急かされているのが毎秒。
焦れる心こそ、最大の難敵。
どれほど遠回りの道になろうとも、絶対に辿り着きますから! だから──
【待ってて】
2/12/2024, 11:40:07 AM
わだかまる想いは、まだカタチにならなくて。
けれど、どうか耳を傾けて。
気まぐれに言葉も返してくれるのなら、きっとそれだけで嬉しいのです。
【伝えたい】