NN BOX 出会いをありがとう!

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11/30/2025, 8:18:39 AM

失われた響き…


「あーーーーー。」


「ふむ…声が響きずらいのぉ。」


「洲都や、おい洲都やーー!」


「……寝ておるのか…、」


「ここ最近元気がないと思うたら、このお部屋の有り様じゃ…。」


「洲都やぁ、
親からよく言われておったじゃろう?」


「片付けたら、良いものが入ってくる、と。」
「音が響くほど綺麗になさい……と、」



「…今のお部屋は、やんちゃしとるよのぉ、」


「しかたがない、わしが、代わりに片付けようか。」


「…冗談じゃ。」


「わしに、ものを動かす力はもとより備わっておらん。」



「 …… 」


「……そうよのぉ、わしにできることといえば、ここに残ることくらいかのぉ。」


「なぁに、わしの、呼び寄せる力は変わらんよ。」


「いつかでええ。
元気になったその日にまた、大きな声を響かせておくれや。」


「わしは、部屋が汚かろうと出て行く気はないから、安心して眠れ。」



「入ってくるものは、おらぬとも、
出て行くものもおらんのじゃからな。」

10/31/2025, 1:43:40 PM

光と影


反対みたいに見えるけど、
僕はね、お互いが支え合ってるように見えるんだよ。



影があるから、明るいことが分かるし、


光があるから、影ができる。


僕たちみたいじゃない?
どうかな?

10/25/2025, 3:00:46 AM

秘密の箱…


そう聞いたら、あなたは何を思い浮かべる…?


宝物を、詰め込んだかわいい箱?


それとも、こっそりお金を貯めている、大切なもの?


…そうだよね。


きっと、夢のあるものを考える人が多いんじゃないかなぁ?


でもね、きっと、僕が持っているものは、おそろしくものろいの箱なんだ。


自分で作ったの?って?あはは、まさか。


じゃあ拾ったの?


それもちがうよ、渡されたんだ。


サングラスと、マスクした人に、これ持っててって。


突然だよ?
え、あはい。 って思わず答えちゃった。


一瞬持っててってって意味かと思うじゃん?


ふふっ、
もう、かれこれ2時間待ってるよ。


…そういえば、
渡してきた人の、ポケットからチケットがはみ出てたな。
今考えたら、遊びにいくために、預けたのかもしれない。
理由はわかんないけど。


あーあ、連絡先くらいきいとけばよかったな。


あー、僕ってほんとお人好し。



でも、こんなに待つとはおもはないじゃん?


渡した瞬間走り去っていったし、



低身長仲間として、よくやっていきたかったんだけどー……


……ここに置いとくの、ありかなーー?



僕はここに縛り付けられてる気がしてならないよ。



ようやくの休日なのに。
……本来の僕なら、移動を終えて、まるかく 遊園地で遊んでる頃だろうなー……


あ、…まじで、一気にブルー。


それに、なんか人の視線感じる。


そろそろ限界かも。


もういいかな?


もういいよね。


ここにおいて……



っ!?!?




「まるかく 遊園地で、事件が起きました。」
「被害は大きく……



あー、全部、わかった。



とりあえず、未来の僕ありがと。


END



※この話はフィクションです。
実在する全てに関係ありません。


解説

読んで頂きありがとうございます!
今回は、最後で謎が解ける感じで書いてみました〜。


1 箱を渡した人は、マスクとサングラスをしていた。
2 ポケットからは、何かのチケットがはみ出していた。
3 低身長仲間
4 お人好しな主人公
5 行くはずだった、遊園地で事件
 
この話の主人公の彼は、
実験が好きな男の子です。科学が大好きで、のめり込んでます。(すてき)
頭もいいです。


5つのヒントと、自分の趣味から、


本来の自分は、今日、事件に遭った。
なんとか生きて帰ってきたが、
彼はその日のことを回避できないかとずっと考えていた。
来る日も来る日も、実験にのめり込み、ついに完成した装置で、
過去の自分に戻り、


主人公に、謎の箱を渡し、今の場所へ縛り付けた。


自分がお人好しな性格は誰よりもわかっているので、この方法をとりました。


1 箱を渡した人は、マスクとサングラスをしていた。
(自分と同じ顔だと知られないため、事件の後遺症を隠すため。)

2 ポケットからは、何かのチケットがはみ出していた。
(主人公が行く予定のまるかく遊園地のチケットだった。)


3 低身長仲間
(主人公と同一人物のため。)



という感じです。


今の彼は、
まるかく遊園地の事件を、止めたい。 と考えています。


次はどんな方法をとるんでしょうか?


作者も気になります。

9/12/2025, 2:47:58 PM

台風が過ぎ去って光が差しこむかのように、
君の目を映す。


大雨のあとの君は、
眩しくてたまらない。


必ずではないが、虹がかかるように、
雨が降っても、いいことが起きるのかもしれない。


上書きされた、今日の記憶。


窓ガラスのテープを剥がしながら、
2人で喋った。


変えようのない世界
それでも、
君が見る世界は変えられるはず。


麦茶を出しながら、
明日の予定を考える。


短くも、この季節を楽しむには、どうすればいいのか。


君がいれば、なんでも楽しいか。


9/8/2025, 3:41:25 AM

雨と君


雨の温度と、君の手の冷たさは似ている。


時に雷が鳴り、僕のために怒ってくれる様もまた同じ。


雷のように予測できない、
その優しさに僕は救われたんだ。


きっと、
君も涙の水たまりを超えて、
僕に出会ってくれたんだよね。


だから、僕は傘をさしたい。
そして、雨に濡れない、靴とカッパも用意しよう。


だって、
今度は、僕の番だから。

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