初恋の日、それはいつか私にも訪れるのだろうか。
ほんのり頬をピンクにそめる、彼女たちが可愛くて、羨ましい。
私にとっては、それが、
まるで化粧のようで、
より一層魅力的に綺麗に見えるのだ。
私もあんな顔をしてみたい。
四六時中好きな人のことを考えてみたい。
1人の人生も素敵だけれど、
恋をしてみたいのだ。
今は、そんな気分。
いつか、私の心を奪い、
この時間さえも、甘味にしてくれる未来が現れることを、
鏡を見ながら、きょうも祈る。
「特別じゃなくてもいいよ。」
「無理しなくていいよ。」
私との付き合いは長い。
だから、自分も大切に、
そして、そんな私を大切にしてくれる人が現れることを、私は信じてるから。
今日は、雨が降っていた。
だから、走っていた、そう思われたはず。
だから、気づかれてない、大丈夫。
ちょっとだけ、俯くだけだから、大丈夫。
時間が経てば大丈夫。
今だけだから、この感情も。
雨のせいか、この寒さも。
「大丈夫?」
ハンカチを差し出す手。
「今日は、雨が、ひどいね。」
「よかったらどうぞ。」
突然のことに何も言えない僕に、
「ここね、使われてないバス停だから、誰もこないよ。」
「だから、2人だけの秘密ね。」
全て、見透かされたような、暖かい顔で微笑む女性が囁いた。
カラフルに彩られたお菓子たち。
今日も、早起きして作り出す。
爪を切って、髪を結んで、うがいして、手を洗って…
料理の前の準備は愛だって誰かが言ってた。
本当にその通りだと思う。
お、焼き上がった。
生焼けじゃないか、爪楊枝をさして確認する。
よし。オッケー。
…綺麗に型から外れてくれるかしら……
何十年と繰り返していても、この作業はなれない。
……ふー…
朝の大仕事はこれで終わった。
あとは、フルーツを盛り付けるだけ。
……ケーキが冷めるまで、洗い物しようかしらね。
何千回と繰り返している、朝の時間。
大変な時もあるけれど、
スイーツを見た時の、彼の笑顔を考えただけで、幸せになれるの。
明日は何を、作ろうかしら。
洗剤の泡が生クリームに見えた。
生クリーム入りのプリンでもつくろうかしらね……
ふふ。
さ、あの人を起こしに行きましょ。
カラッと晴れた空、
ダイヤモンドの様に光る君が美しい。
君が晴れた空ならば、
僕は、どんな空模様だろうか。
君だけは…君だったら、
こう言ってくれるはずだ。
快晴だねって。
それでいい。
君はいつも、少し偉そうに……
でも、優しくそう言ってくれていたね。
……こんなこと言ってるのバレたら
かるい ぐーぱんくらうかな。
……。
君がそうやって言ってくれてたから、
僕が決断して、悩んだ時は、
それでいいんだ。
って、僕を君になりかわらせて、
言い聞かせてたよ。
そうすると、自信が持てたんだ。
ありがとう。
また、会える季節が来たから、
会えない分の
それでいい。 をまた聞かせて欲しいな。
そうしたら、会えない時もきっと楽しく生きていけるよ。