こぼれたアイスクリーム
漂う哀愁。
胸が締め付けられるこの瞬間。
👓こぼした分、僕に降りかかる不幸が減ったんだ。👓
そう思うことにした。
そうとしか思えない。
そうなんだ。
……アイスをしきりに運ぶ蟻が羨ましい。
やめてくれ。
だって、それは、僕の胃に入るはずだったものなんだぞ……
そんなに、美味しそうに持って行くな……
いや、
はぁ……
ゆっくりしててもしょうがない。
薄い財布を、尻目に
アイスを飲み干し、
僕は走った。
そうだ、ついでにクリームチーズ味にも、手を出そう。
END
アイスだいすき少年
(彼は一番アイスを愛しています。
かなりショックな出来事でした。)
8/11/2025, 1:54:03 PM