昔、友達が一瞬だけいた。
その子と遊ぶのは楽しかったけど、段々と苦しくなった。なんだか私の事が好きだったり嫌いそうだったり、ややこしい気持ちにさせられるのだ。
大袈裟だったと思うが、別の知り合いから進められて安易に絶交してしまった。ただ嫌いな部分をお互い話し合って、治し合えば良かったのに。
そういう類いの話し合いが、自分にはまだ難しかった。
それでも貴方が好きだよ。って言ってくれた。
ごめん、やっぱりその時は自分は貴方が嫌いだった。でも何故かその次の週にお泊まり回を開いて、その後お互い話す事はなかった。
そして貴方は結局私を嫌いになる様になった。
あんなに、たくさんこれからの約束をしたのに。
貴方はその純粋な子供のままでいてねなんて残酷な。
私はお前らのかわいいだけのお人形じゃない。
昔からそう思っていたのに、大人になってできあがったのは大きな子供で。
私も皆も求めたものではなかったけれど、
案外なんとかなるんじゃないかという言葉を本物にする為に、今日も私は、子供らしく大人
らしく無邪気に素直で、時として希望を忘れない、そんな人物になる事を決意した。緩い決意。
だけどそこに本物があると信じて、私は食玩コーナーの玩具を、惣菜と共に買って家に帰る。
皆それぞれ、完璧な大人ではないけれど、時折こうして、貴方だけの子供心を忘れないで。
食べたことある
モンシロが一番スッゴク美味しいと言ったら君は逃げた。
それが面白くて追いかけたら君は怒った。
花畑を駆け回るその歪な時間が楽しくて。
あれから二十年。
あの花畑は消えショッピングモールになった。
君と久しぶりにそこへ訪れると君は懐かしそうにもうここには花も虫もいないんだね、時代だねなんて哀愁にかられていた。
そこへ一匹のモンシロチョウが私達の前を横切った。やはり、ここは相変わらず私達の無垢な心を置き去りにはしてくれないと思った。
私は本当に食べようと、君に無邪気なあの頃を思い出してほしくて奇行に走ろうとしたが、君がそれを指先で止めて、本当に、愚かな人。と、笑った。
モンシロチョウが純真なものの象徴なのかは分からないけれど、君の笑顔を、その指先を見て、そのチョウの如く羽の生えた存在に見えて、照れてしまう。
モンシロチョウはそれを嘲笑うかの様にどこか遠くへ飛んでった
一年後も変わらない日々なんだろうけれど、せめて何かは残したいよね。だから今から準備しよう。
一年後、小説の長編を投稿する。
一年後、推しのライブを楽しむ。
一年後、生きて友達と創作を語り楽しむ。
その為には毎日コツコツ積み上げる事が大切で。
でもそれはとっても難しくて。
怠惰を乗り越えて少しずつでも、行動する勇気をだして頑張ります。
日記みたいになってしまったけれど、きっとこれも何かの糧になるはずと信じて。
明日世界が終わるなら、僕は海へ行きたい。
通学路で学生に踏み荒らされた砂浜のあるあの海じゃなくて、僕達だけの誰もいない綺麗な海へ。
それが叶うとするのなら、明日の世界なんてどうだっていい。ただ君と、ダンスを踊って、波打ち際を荒らして、そして帰りにラーメンを食べるんだ。
だからどうか、明日の事は忘れておいて。
不登校だった僕と傷だらけの君にしか分からない、世界が終わる1日前の悪あがき。