好きな色
色は物質と光の技。
好きかどうかは、ヒトの感じ方。
すべての色があるから、すべての色が引き立つ。
なんかそれでいいんじゃないかな。
相合傘
へぇ~相合傘ってこういう漢字なんだ。
まず、そこから。
というくらい、なかなかご無沙汰しているシチュエーション。
だって、一人用の傘で相合傘しても、どちらも中途半端に濡れる。
最近の土砂降りとなると、確実にどちらも一部びしょ濡れ。
となると、傘をお持ちでないどなたかに
「よろしかったら、この傘でご一緒しませんか?」
って、言おうものならかえってご迷惑になるんじゃない?
だったら、適切な距離をとってどちらも自分にあった傘を使った方が気が楽。
という思考パターンになって久しい。
だから、恋愛小説なんて書けないんだなぁ。私。
未来
未来は見えない。
暗いか明るいか分からない。
予測は予測。予言は予言。
本当に起こるとは限らない。
できることは、ただ今を生きること。
自分の人生を生きることができるのは、今の自分だけ。
だから、今の自分を大切に生きることが未来を創ること。
わかっているけど、自分を大切にするって、よくわからないんだよね。
好きな本
塩野七生さんとヤマザキマリのお書きになられたエッセイ本。
骨太の哲学的智を備えていらっしゃるのに、とても人間として魅力的なお二人の考察が、深くて小気味いい。
あいまいな空
あいまいな空の時、地を這う影もぼんやりしている。
空も白く、ひなたとひかげの境目があいまいで。
あいまいな優しさに包まれて、街路樹の下を歩く。
軽くなる足取りが、昔の記憶を呼び起こす。
ああ、あの日。
こんな足取りであなたの隣を歩いていたね。
あなたとの距離はあいまいで。
私とあなたの陰影もぼんやりとしていて、限りなく心地良かった。
あの頃に戻れたら。
あいまいな空にどこかほっとするのは、あの日のあなたを思い出すから…なのかもね。