7/22/2022, 12:44:36 PM
やらなくて良かったかもしれないことを
ひとつずつ回収していったら
今、何が見えてるんだろ
色とりどりのミステイク
息が詰まるほど囲まれて
花のすべてに雨を降らせる
(もしもタイムマシンがあったなら)
7/22/2022, 7:57:42 AM
今も今までも
一番欲しいものは頑健なからだ
叶えられたなら
きっとわたしは存在しないだろうけど
平らかな佇まいの自分を
夢想し天を仰ぐ
羽根のような雲が流れていく
(今一番欲しいもの)
7/21/2022, 8:58:41 AM
零れるスパンコール
ゆらゆらと色を変える階層を
藻陰から見上げていた
ひとり息をつきたくて
全身の力を抜いて
人肌の水になじんでも
異なる響きのようで
香りは一筋似ているような
わたしの名をたずねる
あなたの声を聴くかすかに
(私の名前)
7/19/2022, 7:09:35 AM
わたしだけなんて、ひとつもない
だから許されるし
わたしはわたしでいられる
それでも走ることをやめない
おしゃべりなわたしを
くすぐったそうに、いつかのわたしが見てる
万華鏡のようにきらきら
風をかきまぜて
その時まで
(私だけ)
7/15/2022, 8:47:11 AM
シャラシャラと鈴の鳴るような
瞬間の堆積が
やわらかく呼び目を覚ます
今は見えなくても
消えたりしていない
立ち止まって目をつむって
遠く近く揺れる波に手をかざす
ほほえみの形のくちびる
(目にしているのは)