君は今、何を考えているんだろう。
私と笑顔で喋っているけれど、笑顔の裏では何を考えているんだろう。
ああ、いやだ。
こんなことを考えている自分が嫌だ。
笑顔なんていくらでも作れるから、全てが信じられない。
笑顔が嫌い。
笑顔の君が嫌い。
君のことが…大嫌い。
ねえ、君を信じていいのかな。
ごめんね、信じるなんてこと、無理だ。
もう、だれも信じることが出来ない。
だから、私は誰からも信用されない。
……ひとりぼっち。
2024.2/26 No.22 君は今
物憂げな空って、どんな空だろう。
私はベットに寝転がって天井をぼんやりと見つめながらそんなことを考えていた。
灰色の雲で覆われた空かな。もしかしたら、夕暮れ時の紫色に染まった空かもしれない。
でも、それは昨日までの話。
君が死んでしまってから、雲ひとつない気持ちのいい空も涙を流しているように見える。
なんで死んじゃったのかなあ。
今日は快晴。
でも、私の心には光なんて一筋も差していなかった。
2024.2/25 物憂げな空
名前が決まりました
どうも作者です
最近どうもマルハラという言葉が流行っているらしいので句点を使わずに話します
私の名前は「らの」ですGooglepixelは使っていません
ということで、今日から私は「らの」です
よろしくお願いします
急に名前を変えて皆さんに「誰だこいつ」ってなられると悲しいので明日変えます
やっぱり句点って便利ですね
ついつい入力したくなります
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
やっぱりいいですね。
マルハラなんて言う句点アンチに負けずにこれからもどんどん句点を使いたいと思います。
現場のらのからは以上です。
私にとっての小さな命は、あなたにとっては大切な命だったらしい。
あなたはあれからずっと泣いている。
…何がそんなに悲しいんだか。
ねえ、泣かないでよ。
そんなに泣かれたら、私まで悲しくなってきちゃうじゃん。
あーあ、こんなことなら、
自殺なんてするんじゃなかった。
2024.2/25 小さな命
僕は生きてきた18年間一度も街へ行ったことがない。
「街」
ああ、なんて素敵な響きなんだろう。
僕もいつか…行ってみたい。
そう、思っていた。
14歳になるまでは。
僕が13歳だった時。
仕事上の関係で、父さんと母さんが「街」に行くことになった。
正直、憧れだった街に行く父と母が羨ましかったが、仕事関係の遠出に子供がついていけるわけが無い。
土産話をたっぷり持って帰ることを約束した2人の背中が見えなくなるまで手を振り続けた。
それから2日たってから帰ってきた2人は、別人かのようにげっそりとやつれていた。
これはただ事では無いと思い、その日は街のことを聞くのは諦めた。
そして次の日。
2人はまた街へと出ていった。
今度は1週間帰ってこなかった。
この前と比較にならないほどやつれ果てた2人をみてさすがにおかしいと思い、街で何があったのかを問い質した。
2人は…何も答えずに、涙を流していた。
次の日の朝。
2人は揃って宙に浮いていた。
その日は僕の14歳の誕生日だった。
目の前の光景を受け入れるにはまだ幼かった。
でも、受け入れられずとも、何が起こったのかは理解出来た。
僕はただただ立ち尽くしていた。
後から後から涙が溢れて止まらなかった。
ふと、足元に落ちた紙切れを見つけた。
それを拾い上げると、なにか文字が書いてあった。
そこには、
「絶対に街には行くな。父さんと母さんはお前と違うところに行くが、どこに行っても見守っているよ。体を大切に。私たちと同じところに行こうだなんて決して考えるんじゃないぞ。お前は優しい子だ。どうかそのまま、そのまま楽しく生きて欲しい。もう一度言う。絶対に街には行くな。愛してる」
「いやだ…いやだいやだいやだいやだいやだ…
置いてかないで…」
戻りたい、あの頃に…
3人で笑いあって過ごした、幸せな日々に。
ずっと続くと思っていた。
このまま2人はおじいちゃんおばあちゃんになるまで生きて、幸せなまま人生を終えるのだと思っていた。
それを…望んでいたのに。
「街」
その日から、この言葉は、その場所は、僕が最も忌み嫌うものとなった。
でも、ずっと気になっていた。
大好きな父と母を死に追い込んだのものの正体はなんだったのか。
そこまでして僕に街に行って欲しくない理由は一体何なのか。
あれから4年。
今日で18歳を迎える僕は、全ての謎を解き明かしに街へ行く。
父さん、母さん、ごめんなさい。
約束を破るような悪い子供で。
でも…
それでも、僕は全てを知りたい。
いや、知る義務があるんだ。
そして僕は家を出た。
2023/1.29 街へ
お話が思いつかなくて書けませんでした。
すみません…(最も、私の書くお話に需要は無いのですが…)
街ってなんだろう。
最初は、インターネットの世界を書こうと思いました。(誹謗中傷等…)
しかし、なんかこう…しっくり来なかったので(語彙力)違うものに変えました。
皆さんはここで言う「街」ってなんだと思いますか?
何故お父さんとお母さんはいなくなってしまったのでしょうか?
そして…お話の中で出てくる「僕」は、街に行ってから帰ってこれたと思いますか?
今回のお話は、「僕」の気持ちになって読んでいただけると嬉しいです。
名前の決まりそうな作者より
急に寒くなったなー。
カイロ、持ってくればよかった。
そんなことを思いながら、俺は大学に向かう。
「ふぁーあ、おはよぉ…」
横からふにゃりとした、眠そうな声が聞こえてきた。
「ああ、おはよう、あまね。」
ふわふわしたミルクティー色の髪をわしゃわしゃと撫でてやると、ふへへ、と嬉しそうに笑った。
「もうすぐクリスマスだねぇ。」
と、あまねが白い息を吐きながら諦めたような声で言った。
「ああ、そうだな。」
「はあ、いいよな、お前は。どうせ今年も彼女と過ごすんだろ?」
「ああ。」
「いーなー俺も彼女ほしー…」
「あまね顔は可愛いんだからすぐできるだろ。」
「顔はってなんだよ!てゆうかそれ、彼女いない歴=年齢のやつに言う??それで付き合えるならもうとっくに彼女いるはずじゃん…」
「…まあ、頑張れ。」
そんな他愛ない話をしている間に大学の教室に着いた。
「一限は…歴史か。」
「うわ、ほんとじゃん!うげー。」
あまねが嫌そうな声をあげると、教授が入ってきた。
「…おやすみ。」
「寝るな寝るな。また全員に寝起き晒すことになるぞ」
「いーもん。」
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そんなこんなで一日が過ぎ、家に帰る。
…クリスマス。
「もう、そんな時期か…」
俺はつい頬が緩んだ。
「早く会いたいなあ。」
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クリスマスの夜。
俺は外にある冷凍室から大きな白い棺を取りだした。
冬にしか会えないのは誤算だったなあ。
そう思いながらそれを部屋の床に丁寧に置き、蓋を開ける。
中には俺の彼女が入っている。
真っ白な肌。
そのまわりに咲き乱れる無数の真っ赤な薔薇。
まるで、おとぎ話に出てくる白雪姫のように綺麗だ。
ただし、それは救われなかった白雪姫。
俺という魔法使いに二度ととけない魔法をかけられてしまった。
死ぬまで大切にするよ。
勿論、死んだ後も。
彼女の真っ白いひんやりとした頬を触りながら呟いた。
「ずっと一緒にいようね。」
2023/12.18 冬は一緒に