毛布

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4/25/2026, 1:10:30 PM

ある読書系動画の方がイチオシであげていたので、『ロリヰタ』を読んだのですけど・・・読んでない人はしょうがないのでここから先は見ない方がいいです。

この作家さんといえば、深田恭子の『下妻物語』だったのですが、今作も前半はロリータファッションのブランド(メゾンというらしい)の名前とかがたくさん出てきて、それに主人公の流行作家が鼻につくというか、まあそんな感じでした。そして後半になると、多くのひとが好意的な評価をしていない展開になっていきます。(まあそれでも決定的な状況にはならないのですが。)

けど思うのは、この領域に対する判断って、社会の秩序とか侵害の防止とかの観点からくる「社会規範」(ルール)の部分が大きいのですが、そもそもそれ以前にそういう感情を抱いてしまったり、もちろんそれに嫌悪感を抱くのも、これは理性ではどうにもできないような「真実」なんじゃないのかなと。
ええ分かります、けど世の中にはイヌやネコを溺愛して「命」、みたいな自分のような人間もいて、するとそこに性愛もなく人間ですらない相手にも成立するものが、そして親であれば当たり前にある感情が、発生してしまうことならありうるんじゃないですかね。

それに、どんどん地獄に向かっていくほど揺らぐことがなくなり、むしろ主人公から嫌味が抜けていくあたり、まさに純愛であるような気もしてしまいます。
ただし、この作家さんの面白いところは、そういう展開を切々と書いていながら、文筆家ならばこういう状況ぐらいは言葉でいくらでも正当化できる、みたいなメタい記載も混ぜ込んでくるところですし、さらには世の中には地獄の方を手に入れるべく恋愛をダシにする人たちもいるので、けっこう難しい。
(もちろん、SadeからBataille周辺までを履修済みの方なら、脳内にこういう世界が拡がるくらいは余裕でしょうし、ひとによっては距離をおきながら耽溺したり、むしろ脳内が精液、愛液、血液まみれでびしゃびしゃにならないのは物足りないくらいなのかもしれないです。)

それに、いろんな作家(や加護亜依)へのオマージュも盛り込まれている作品なのですが、そもそも「ヰタ」なんて言葉からして鴎外以外の何ものでもないので、ここにはやっぱり性愛が蠢いていると考えるんでしょうか。

いずれにしても社会規範はsocial norm。これに反するものは、いくら真実であってもnormalではありませんし、そういう社会的な判断はどうにもできないもので、しかも重要です。

4/20/2026, 9:45:46 PM

何もいらない...

これって前半にあるはずの「〇〇さえあれば」の部分が大切で、この〇〇がその人の達観度もしくは不幸さを現してしまうと思う。

「推しのアクスタさえあれば」・・・かなり幸福
「あと1日休みがあれば」・・・幸福な方
「愛さえあれば」・・・ちょっとかわいそう
「健康な身体」・・・かなり大変そう

ここで、「家族さえ幸せなら」は、他に懸案事項がないんだろうから、すごく幸福。
「神の愛さえあれば」は、ものすごい達観。
ただしいずれも、自分に嘘をついて自己犠牲の口実にしていないか、が気になる。

4/19/2026, 1:50:28 PM

もしも未来が見えたとしても、そこで未来が確定して現実になってしまうってことでしょ?
もちろん、その状況になるまでの経緯もその必然性も分からないまま、改善する過程も与えられずに、スキップした現実がそこから始まるのなら、あんまり魅力的じゃないな。
それって理不尽にいきなり年齢とったのとかわらないし。

4/18/2026, 9:50:07 PM

無色の世界、2つは比較的簡単に体験できて、まずは降りしきる雪の世界。あらゆるものが白く覆い隠されて、視界にはさらに雪が舞う。ホワイト・アウトともいうけど、むしろうっすらと鈍く光る灰色の世界。
もう一つは闇夜。月もない、街の灯もない夜。特に曇天の深夜の浜辺で、轟々という波音が足元を洗うとき、たぶんもう少し先に進めば、異世界に行けると思う。

あとは無色(ムシキ)の世界で、これはいつも眼前に、だから今も豊かに広がっているのだが、もう私たちには見えない。
見えているのだが、見えない。
たぶん知っているのだが、分かっていない。

4/17/2026, 3:00:41 PM

桜は、この国の軍人さんにとっては散り際の潔さの象徴でもあるらしくて、『同期の桜』の歌詞でも「咲いた花なら散るのは覚悟 みごと散ります国のため」と言ってる。そのためか、自衛隊の徽章も桜で、陸上幕僚長の肩や胸にもたくさんの桜が並んでた。

政府から無理な任務をゴリ押しされても、死とか辞任とかは覚悟で引き受けましょうという刷り込みなんだけど、でも部下は潔く死なせても、御自分は戦後も天寿を全うされたような将官ばかりだったそうですよ。

こういう操作に使われてしまう桜も可哀想なんだけど、でもまあ桜は毎年咲きますからね〜

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