消えない灯り、それは高野山の奥の院だけではなくて、実はゲームをしながら寝落ちしたうちの部屋も、いつもご近所に消えない灯を提供している。(南無遍照)
自分は銀座が綺麗な街だと思うんですよ。
新宿や渋谷も魅力的な街だけど、建物もゴージャスで店舗にも華があって、食べ物も美味しい。たぶんどこの外国の方をお連れしても負けてない街だと思うし、あそこは日本の顔みがある。いつ行っても歩行者天国だし。
それに、これは外国も含めて、他の街だと欲しいものを探しても売ってなかったりするので、銀座・東京を知ってると欲求不満気味になって、「東京に行ったら買うもの」リストが増えて行く。本当に便利。
教文館とかそろそろクリスマスディスプレイなのかな。
それから、街の片隅の路地裏に足立ナンバーが路駐してるのもいい。(駐車場使えよ)
街路樹の落ち葉をさくさく踏みしめたり、ざくざくと霜柱を踏んだり、雪はほくほくと踏み固めていくけど、関東ではさくさくぐらいしか降らない、それでも街からはアスファルトの乾いた跫音がすっかり消えて静かになる。その代わりに溶けかけた雪を車がびしゃびしゃと進んだり、大事をとってチェーンを巻いたバスが、チャリチャリと音を立てたり、商店街に流れるしゃんしゃんという鈴の音は、たぶん歩くトナカイにシンクロしてる。ネコは床が冷たいので、ひたすらクッションでごろごろしてる。
『LEON』っていう映画、自分も結構好きなんですよね。
まぁご存じだとは思うんですが、主演はたぶんジャン・レノで、人間を殺すためだけに生かされてきたような。
彼がひっそりと暮らすニューヨークの掃き溜めのようなアパートのお隣で、荒んだ御家族と暮らしているのがガキンチョ時代のナタリー・ポートマン、この2人のお話ですね。
虐待スレスレのナタリーポートマンが迫真の演技なんだけど、監督があのリュック・ベッソンなだけに、なんか大丈夫だったのかなと思うくらい。
で、もう一人印象に残るのが、あのサイコパスっぽい刑事で、このゲイリー・オールドマンが何か薬物を口に入れて、斜め上の虚空を見ながら、奥歯で噛み砕くあのキメ方を、かなりミンティアでやりました。あれは効くので、是非。
で、この映画のラストシーン、倒れたレオンにスタンが近づいていくと、彼は握りしめた何かを差し出す。「これはマチルダからの贈り物だ」と。その手のひらの中には...
このセリフの原語版は「this is from Mathilda…」、ずっとシンプルですね。
「紡ぐ」って、例によって「摘み続く意かと云ふ、綿を糸車にて引きながめて絲とす」とあるんだよね。誰かと作っていく物語を糸で表現するなら、織りなすとかの経糸・緯糸二次元系の表現の方がいいんじゃないかと思う。
遭うべき糸に出逢えることを人は幸せと呼びます。
とか、もう中島みゆきがやってたし、今回はちょっとイメージが...パス。