無色の世界、2つは比較的簡単に体験できて、まずは降りしきる雪の世界。あらゆるものが白く覆い隠されて、視界にはさらに雪が舞う。ホワイト・アウトともいうけど、むしろうっすらと鈍く光る灰色の世界。
もう一つは闇夜。月もない、街の灯もない夜。特に曇天の深夜の浜辺で、轟々という波音が足元を洗うとき、たぶんもう少し先に進めば、異世界に行けると思う。
あとは無色(ムシキ)の世界で、これはいつも眼前に、だから今も豊かに広がっているのだが、もう私たちには見えない。
見えているのだが、見えない。
たぶん知っているのだが、分かっていない。
4/18/2026, 9:50:07 PM