毛布

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11/8/2025, 6:57:46 PM

透明な羽といえば虫たちですよね。
蝶や蛾は別ですが、たいがいの昆虫は羽が透明で、そこには細かく幾何学的な翅脈が入ってる。虫によっては先端にストライプとか、丸い模様があるのもいる。
さらに甲虫の翅なんかは畳めたりして、そのあたりのギミック感も、新旧の小学生男子にはたまらない。

11/7/2025, 12:34:38 PM

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールという画家がいるんですけど、彼のたいがいの作品は背景がとても暗い夜の部屋で、画面の中央から少し外れた位置に灯火や薪の熾き火が輝いてて、その光に人物の表情が照らされてるんですよ。

カラバッジョの少し後のフランスの画家で、(印象派全盛の時代に)写実派だったファンタン・ラトゥールの方はすごく繊細なんだけど、この静かに時間が止まったようなジョルジュ・ド・ラ・トゥールも好きなんですよね。
(東京富士美術館(八王子)に『煙草を吸う男』があります。そういえば、ファンタン・ラトゥールも現在西洋美術館(上野)のオルセー展に来ているようです。)

11/6/2025, 10:52:24 PM

今年の秋は、食糧がちょっとピンチだったので、かなり怖かったけど街にも行って、いろいろしっかり食いだめしてきたので、そろそろ冬眠するかな。 ( ˘ω˘ ) ……スヤァ

11/5/2025, 4:28:40 PM

例えば子供が進学などで家を出たとき、その子の部屋をそのまま残しておいたり、身内が亡くなったとき、使っていた道具を同じ場所に置いておいたり、ペットが死んでしまったとき、その子の首輪とかに餌やお水をあげ続ける。

たぶん誰もがあのまま時を止めてしまいたいと思うし、こうして時間が止まった空間を作って、その時間が再び動き出すことはない。

11/4/2025, 10:45:16 AM

金木犀って、自分では文化祭の記憶と一緒になってる花なんだけど、季節のかわり目に、ほのかにあの香りがただよってるのに、どこからなのかが分からない、それがSNSでも話題になりがちなあたりも、春のホトトギスに似てる。

中国原産種で、香り付けに花を混ぜた桂花〇〇酒や桂花〇〇茶なんてのもあるけど、本邦に入ってきたのは17世紀らしくて、おそらく近世までの作品には登場しないと思う。

誰からも愛される花だし、自生してなかったので、この木が庭に植えられた家をみると、ここのお爺さんだかお婆さんだかはきっと優しい人だったんだな、とか偲んでしまうあたりも、草木なのに自分よりよっぽど徳があって、ちょっと寂しくなるくらい。

木犀の枝にとまったスズメに、黄色い小さな花がちょこんと付いてたりすると、けっこうめでたい。

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