6/21/2023, 10:20:08 AM
薄紅色の頬
少しくすんだカラーリング
華やかとは程遠い色合いが
妙によく似合ってて
見惚れちゃって仕方ないよ
とけたクリームのような甘さを感じる
僕の好きな色
君の色
6/20/2023, 4:07:00 PM
ぽろぽろと口の中で甘く溶ける砂糖菓子
漬けておいた青梅の甘じょっぱい清涼感
あの時生きていなければ味わうことのなかった
特別なおやつの時間
ささやかなひとときを穏やかに折り畳んで
そっとしまっておけるのは
あなたがいたからでしょう
絶望の淵で垣間見た死後を忘れ
日に当たる自分の愚かさに嫌気がさしたとしても
あなたがいたから
あなたがいたから
私はまだもう少し生を楽しんで歩める
それがいくらたどたどしいものだとしても
6/19/2023, 10:48:04 AM
僕の片方の肩、濡れてもいいんだよ
君の上だけはさっぱりと晴天でいてほしい
それだけで僕は嬉しいんだよ
本当だよ
6/2/2023, 3:51:44 PM
隠し事ばかりだ
今日だってあなたのように汗水垂らして働いたように見せかけて
正直、稀に見る降水量の数値とひっきりなしに鳴る警報を見て流していただけ
嫌われたくない
小さな黒い望みが積み重なっていく
どうにかしなきゃと焦る自分と
まだ大丈夫という自分がいて脳を支配する
どちらも正しくない
正しいことなんて皆目見当もつかない
一分一秒を乗り越えて夜を喰う
満腹になってようやく眠気がやってきて
私は正直さとは何かを少しわかった気になるのだ
5/28/2023, 2:30:48 PM
見られるのが嫌だと隠した
それは何人かに知れ渡っている過去に似ていた
暑さは容赦なく布を剥ぎ取って
滲む汗が拍車をかける
仕方なく選んだ白
知らないコード進行に乗って
踊る半袖
怖くない
怖くないよと
叫んで