ぽろぽろと口の中で甘く溶ける砂糖菓子漬けておいた青梅の甘じょっぱい清涼感あの時生きていなければ味わうことのなかった特別なおやつの時間ささやかなひとときを穏やかに折り畳んでそっとしまっておけるのはあなたがいたからでしょう絶望の淵で垣間見た死後を忘れ日に当たる自分の愚かさに嫌気がさしたとしてもあなたがいたからあなたがいたから私はまだもう少し生を楽しんで歩めるそれがいくらたどたどしいものだとしても
6/20/2023, 4:07:00 PM