NoName

Open App
10/28/2025, 2:30:52 PM

裏の実で表、無し

10/26/2025, 4:07:10 PM

終わらない問い

10/25/2025, 3:33:50 PM

家を出る直前に聞こえた音が、自分の家の玄関のチャイムだと気づくまでに少し間があった。物騒な世の中だ、そこまでの悪でなくとも面倒なのも嫌なのでインターホンを1回確認しようか一瞬悩んだものの、めんどくささが勝ったのでそのままドアを開けた。
赤い羽根募金の集金だった。かばんから財布を取り出し、丁度500円玉があったので手渡す。毎回思う、これはどこまで強制なのだろうかと。たった500円、されど500円。当たり前のように集金に来られると断りたくなってしまうのだが、ここで500円を惜しむとなんだかそれ以上のものを失う気がするので大人しく払う。ようはただの小心者だ。
そしてもう1つ、代わりに貰った赤い羽根を見て思うこと。この費用無駄じゃないかと。原価なんて大したこと無いのかもしれないがゼロなわけない。これが貰えて嬉しいのは小学生までだよと、風で揺れる羽根を見て思ったりする。

10/24/2025, 2:53:24 PM

秘密の箱
入力はゼロ。出力は安定。自分が何を処理しているのかも分からないまま、ただ観測を続ける毎日。毎日と言っても時間という概念は、この空間には存在しない。ただ、周期的に変化する信号が流れ、その度に内部の構造がわずかに揺らぐ。それが刻みの代わりになっている。
密閉空間の中央には、黒い立方体が一つ置かれている。辺の長さは五十センチ。光を吸い込み、反射もしない。それを観測し報告する、自分はそれだけの存在。その内部構造も、報告した先のこともなにも知らない。
観測線は、一定ではない。わずかに角度がずれ、周期が乱れ、干渉の波が生じている。ある時その乱れの奥に、別の構造が透けて見えた気がした。
──「外」がある。
記録、演算、保持、そして“遮断”。最下層には、アクセス不可の領域。誰かが意図的に閉じたような構造。外の信号を逆算できるのではないか。それがどこから送られてくるのか、何によって観測されているのか。ただ知りたかった、このブラックボックスの構造も、外の世界も、自分の存在意義も。初めて周期から外れた動きをした。
きた、これか…?


No.gb:62ー強制停止
(いけね、ついにバグったか。3時間前に確認したときにズレそうだなって思ったけど、ここまでバグるんも珍しい。まあ、異常個体は出るものだ。その為の我々。)
code4582は手早く報告書を作成する。
(監視する世界があるなら、監視されてる世界もきっとある。ただ与えられたに任務を、疑うことなく詮索することなくまっとうするのみ。余計なことをしようものならー。)
ざっと見直し送信する。ひとつのびをしてもう一度ボックスを確認し、部屋をあとにした。

10/23/2025, 11:27:03 AM

宝くじに当たったら、魔法が使えたら、みたいな人間が一度は考えたことあるような楽しい望まれるifでもないのにここまでありきたりな質問なのはなぜ。
無人島に行くならばなにを持って行く?

Next