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すいません
ある日の帰り道
子連れの家族とすれ違った
子供は親を見てにっこり微笑むそれに
親が微笑み返す
仕事の日
後輩に「最近彼女といい感じで家族にも関わってくれてほんと嬉しいっす」
なんて言ってきた
自分は凄く腹立たしかった
ただの八つ当たりでしかない
自分は小声で「誰もがみんな、幸せになれるわけじゃないんだよ。そんな人生甘くねぇよ。」
そんな言葉が気づいたら出ていた
自分が12の時の誕生日両親が死んだ
自分の誕生日が来る度蘇る
誕生日だからといい学校まで迎えに来てくれた
家に向かう途中両親が車から降り「少し待ってろ。取りいくもんがあるから。」
そういい車を降りた
それから数時間
いつまで経っても親が来ない
心配で店を覗いた
見るに堪えない恐ろしい光景があった
血まみれの両親とお客周りにナイフや、血痕があった
それから自分の人生なんてどうでもいいなんて思うようになった
彼女はできたことすらない
でもそんな自分に手を差し伸べてくれる人がいた
今ではそんな人が自分のお嫁さんだ
後輩の顔を思い浮かべこう言う
「誰もがみんな幸せになる訳じゃない。それはそうだ。だけど人生諦めるもんじゃないな。」
奥さんの顔を見て微笑んだ
「誰もがみんな」幸せになるわけじゃない
この言葉がこの人生で1番思ったことで
1番輝いている言葉だ
ある日突然花束を渡された
祝福ではない
親父が死んだ
その花束をみればみるほど醜く
今までの人生で最高に腹がたった
親父の葬式に参加した
悲しかった悔しかったはずなのに
涙の一粒も出なかった
けど花束を見てこんなこと思ってたら
自然に涙が出た
僕の心が歪みきっているように
今ではその花束を見ると必然的に
綺麗って思うようになった
唯一の親父との関わりだと思う
最高に歪んでいて最高に綺麗だ
そんな世界に今日も祝福を
「花束」
「今日は行かないどこうかな」
そんな言葉を誰もいない部屋の角に向かって発する
もちろん言葉なんて返ってくるわけもない
そんな部屋でただ何もせず天井を見つめていた
それからしばらくしてベランダに出た
マンションの最上階から眺める景色は幻想的だ
両親に恵まれそこそこいい給料の仕事にも就いている
金にも困らないし親友と呼べる人もいる
それなのにどこか寂しさなのか苦しさなのか
心のどこかにぽっくり穴が空いたような感じがした
それを必死に埋めようとして
余計自分を苦しませる
それからも穴を埋めようとして苦しませる
そんな自分がまるで怪物みたいで
狂っているように感じた
一回全部リセットできたらな
なんて思い
紐を掴み首にかけようとした
でもそれすら自分には意味がないように感じた
それからこのぽっくり空いた穴と
素敵な奥さんと可愛い娘と過ごしている
この穴のことは自分以外誰も知らない
誰にも言えないし
「どこにも書けないこと」