Lakas

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「今日は行かないどこうかな」

そんな言葉を誰もいない部屋の角に向かって発する
もちろん言葉なんて返ってくるわけもない
そんな部屋でただ何もせず天井を見つめていた
それからしばらくしてベランダに出た
マンションの最上階から眺める景色は幻想的だ

両親に恵まれそこそこいい給料の仕事にも就いている
金にも困らないし親友と呼べる人もいる
それなのにどこか寂しさなのか苦しさなのか
心のどこかにぽっくり穴が空いたような感じがした
それを必死に埋めようとして
余計自分を苦しませる

それからも穴を埋めようとして苦しませる
そんな自分がまるで怪物みたいで

狂っているように感じた

一回全部リセットできたらな
なんて思い
紐を掴み首にかけようとした
でもそれすら自分には意味がないように感じた

それからこのぽっくり空いた穴と
素敵な奥さんと可愛い娘と過ごしている










この穴のことは自分以外誰も知らない

           
     誰にも言えないし
           「どこにも書けないこと」

2/7/2026, 10:39:11 AM