Ryu

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5/13/2024, 2:24:56 AM

半世紀生きたけど、大人になれた気がしない。
いや、とゆーより、大人の定義って何なんだろ。
二十歳を超えたら大人だってんならもう立派な大人。
子供を作ったら大人ですってんならもう立派な大人。
働いて稼いでたら大人だってんならもう立派な大人。
どれもクリアしてるけど、実家の両親に会えば、自分はいつだって彼らの子供な訳で。

屁理屈っぽいが、どこかで明確な線引きがされているとしたら、成人の日か。
でも、その日を境に自分の何が変わる訳でもない。
近年、大人の都合で成人年齢が18歳に引き下げられたりもしてるし、そこでなきゃならない理由もないようだ。
結局、もう大人なんだから、とか、まだ子供のくせに、とか、都合のイイ扱いをするための詭弁なんじゃないかと勘ぐってしまう。
イイ年こいて。

人の成長は一本道だし、どこかでガチャンとトランスフォームする訳でもない。
そんな人生のある時点で、急に「あなたはもう大人です」とか言われても、「何が?」って話だと思う。
気付いたらこんな年になってた、ってのが現実だし。
別に、子供のままでいたかった訳じゃない。
大人には大人ならではの楽しさや特権や自由があるし、子供時代の幸せだった記憶だってあるから、今ここにいることへの不満はない。

ただ、例えば子供を相手に、大人としての対応を求められる場面があったら、いまだに戸惑う自分がいる。
だって、大人になれる研修なんて受けてない。
自分のままで年を重ねただけだ。
もちろんそれなりに人生経験は積んだけど、それは人それぞれであって、きっと対応は十人十色だと思う。
だとしたら、それは大人としての対応ではなく、自分個人がどう動くかってことで、大人子供は関係ない話になる。

なのにきっとその対応によっては、「大人のくせに」とか言われたりする。理不尽だ。
どうすれば大人らしかったのか、教えてもらいたい。
もちろん、一般常識としての大人な行動はわきまえているつもりだが、最近、イイ大人がお店や公共の場で暴言を吐いたり暴力を振るうニュースをよく目にする。
大人の一般常識なんて、すでに崩壊してるんじゃないかと感じているが、そんな中で、大人らしさを歴然と説ける人なんているんだろうか。

ああ、なんだか話が面倒になってきた。
まあ要するに、自分は我が子に対しても、親としての責務は果たすつもりだけど、親だからといって重圧をかけたりはしない。
大人ぶって、子供に指図出来る権利があると思ってない。
だって、中身はたいして変わらないから。
数十年長く生きたくらいで、人間の中身はそう変わらない。
それに気付けない、気付きたくない奴らが、お店や公共の場で暴言を吐いたり暴力を振るったりするんだと思う。
もちろん我が子にも。

つまりは、そーゆー人こそ子供のままで、プライドだけが成人を迎えちゃってるんだろうな。
おめでたいな。

5/11/2024, 10:45:29 PM

愛は叫ぶものじゃないと思う。
周りの人の迷惑だ。
たとえほとばしる情熱があったとしても、熱く叫べばいいってもんじゃない。
想いを込めて、真摯に伝えよう。

恋愛なんて、基本は二人だけの世界であって、恋は盲目とばかりに周りが見えなくなるのも致し方ないが、決して君が愛を叫んでる場所が世界の中心ではない。
それはあまりにも自意識過剰だと思う。
僕達二人だけの戯言なので、道行く人のお邪魔になってたらゴメンなさい、ぐらいの気持ちで慎ましく愛を育もう。

もしくは家でやれ。
でも、家で愛を叫んだらそれこそ近所迷惑だ。
愛は叫ぶな、落ち着いて真心を伝えよう。
若いうちはね、そんな熱い気持ちになりがちだけど、若いからこそ、節操を持って恋するくらいがちょうど良かったりする。
そうでもないと、落ち着いてから若気の至りに赤面したりする。

いやでも…人間は、草食系に成り下がってはいけないのかも。
あくまでも貪欲に、肉食系でいくべきなのか?
そーしないと、ますます少子高齢化が進んで、この国の未来はダークサイドなのだろうか。
ならば、愛を叫ぼう。
節操なく、誰彼構わず。
自意識過剰が世界を救うのかもしれない。

まあ、愛を叫ぶのは、世界の中心でなく、心の中で、ってことなんだろうな。
そのくらいは熱くたぎってもいいんじゃないかと。
そして、人の恋路には口出すなってことか。
そりゃそーだ。
若気の至りは若いうちしか体験出来ない若さの特権だもんな。

とゆー、若さへの妬み嫉み暴露投稿でした。
話が二転三転して、節操がないのは私の方だった。
この国の未来をブライトサイドに導くために、
若者よ、激しい嵐のように、愛を叫べ!

5/11/2024, 7:07:40 AM

ひらひらと舞う。
夢のまにまに、幻のような情景。
時は移ろい、平成の鼓動が止まっても、
儚き生命の連鎖は巡る。
自由の糧を、咲き誇る花に集め。

お父さん、お母さん、また春が来ましたね。
白い季節の終わりに、いくつもの愛が問われ、
私のところにもひとつ、擦り切れて、落ちてきました。
拾い上げ、下駄箱の隅に飾っておいたら、綺麗なバラのような赤い花弁が開き、そこに一頭のモンシロチョウが。
廊下を舞い、窓枠にしばらく止まって、ひゅうと鳴いたかと思うと、外の世界へ旅立っていきました。
もう、出会うことはないのでしょうね。

ひらひらと舞う。
夢のまにまに、幻のような情景。
時は虚ろに、令和の息吹が芽生えても、
儚き生命の連鎖に嘆く。
労働の糧を、鱗粉の如き給与に。

世界というものは七色で、夕暮れに染まる朱色は混合色。
己の血の赤よりも薄く、意識は混濁の彼方で途切れる。
途切れた先の世界には夕暮れが訪れて、世界は七色だと告げるモンシロチョウ。
己の羽の白よりも薄く、透明なベールに包まれて飛んでゆく。
輪転地よりひゅうと鳴き、もう出会うことはない。

ひらひらと舞う。
夢のまにまに、幻のような情動。
言葉は朧げ、心の赴くままに紡いでも、
拙い表現の乏しさに憂う。
執筆の糧を、心の臓なる喜びに。

何故なるかはモンシロチョウの行方に。
並べ立てるは支離滅裂なる衝動の果てに。

5/10/2024, 12:09:12 AM

ホント人間って、どーでもいいほんの一瞬のこと、ずっと覚えてるもんだよね。
つまらない言い間違いとか、勘違いで恥かいたとか。
忘れていいのに忘れない。
何かの折に触れて思い出す。
そして、思わず身悶えしたりするのは…自分だけ?
出勤途中に不意に思い出して、思わずうめき声が出たことだって…うん、記憶に新しい。

幼い頃、親戚の高校生のお姉さんと一緒に歩いてて、ちょうど目の前に彼女の手があったので、自分に差し出されたもんだと勘違いして握ったら、ビックリしたような顔で慌てて手を引っ込められたという…幼心にはなかなかショックなワンシーンが、半世紀経った今でも忘れられない。
まあ、突然だったんで驚いた、みたいな他愛ない理由だと思うし、今となっちゃ、もちろんどーでもいいことなんだけど。

他にも、そんな類の忘れられないエピソードはいくつもあって、まさに「恥の多い生涯を送って来ました」って感じ。
きっと、心のどっか奥深くの引き出しにがっちりホールドされて、これからも解放されないんだろうな。
そんなもん墓場まで持っていってもしょーがないのに。
恥のひとつやふたつやみっつやよっつ、いや、いくつだろうが、かき捨ててしまえばきっと楽しい人生になりますよね、太宰さん。

とはいえ、そんな失敗経験の積み重ねが、今の自分を作っているとも言える。
あの日あの時、「ああ、女性の手はむやみに触っちゃいけないんだな」とインプットされた。
インパクト大だから効果も抜群だ。
まさに、忘れられない、いつまでも。
願わくは、この記憶が自分だけのもので、突然手を繋がれた相手側の心に、不快な思い出として残されていませんように。

5/8/2024, 1:42:14 PM

あれから一年後、異星人による地球侵略が始まった。
犬に擬態していた二人の異星人はあれから一年間、あの女子高生二人にお世話され、様々な情報を手に入れた。
ドッグフードは美味しい、古典の授業はダルい、学年主任はウザい、サッカー部の田中くんはカッコいい、等々。

これらの情報を惑星侵略の材料としてしまうところが、我々ドルナ・ドクマ星人の凄いところだ。
母船ではこれらの情報をAI解析して、様々な侵略計画を練ったらしい。
特にドッグフードは母船に旋風を巻き起こした。
信じられないほど美味いと評判で、こんな物を作れる星を破壊するのはいかがなものかと議論が起きたという。

そして一年後、我々の侵略方針が決定した。
擬態続行。
この動物の姿のままでいることによって、ドッグフードにありつける。
しかも、優しい女子高生がお世話をしてくれる。
戦わずして勝つ、とはこのことだ。
このまま我々ドルナ・ドクマ星人が犬に成り代わり、犬としてこの星を侵略していくのだ。

「なんかさー最近野良犬が増えた気しない?」
「するする。私達があのコ達のお世話してるからじゃないよね?」
「だからって寄ってくるとは思えないけど…ここにもあんまり来ない方がいいのかな」
「そのうち、保健所が動き出しちゃうかもね。そしたらワンちゃん達、可哀想」
「そーだね。今日はもう帰ろうか。マック寄ってく?」
「いいねーそーいえばさ、田中くんの噂、聞いた?マネージャーと付き合ってるとか…」

それからというもの、ペットショップに忍び込んで盗みを働く野良犬が増えたとか増えないとか…。

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