Ryu

Open App
2/23/2024, 1:29:36 AM

なんでか知らないけど、太陽と月と地球のトリオは、ジャイアンとスネ夫とのび太を連想させる。
大きくて熱い男のジャイアンと、太陽からの光を貰って、かろうじて輝くスネ夫。
そして、青白くて弱々しく見えるけれど、実はとっても愛にあふれるのび太。
決してダメな星ではないけれど、そこに住む人間達のおかげでいろんなトラブルを抱えてる。

そしたら…しずかちゃんは金星かな。
とびきり輝いてるのと、早起きして、朝風呂に入ってたりして。
で、肝心のドラえもんは?というと、これまた色合い的には地球が一番近いんだよな。
便利な道具もたくさん揃ってる。
まあ、のび太とドラえもんは一心同体ってことで…強引?

だからどーした?って話だが、特に映画のジャイアンは、
優しくて頼もしくてホントに太陽のようなキャラだなーと…これまた強引?
歌が下手な男ってのも、つい先日「カラオケ行こ!」を観てきたので、愛すべき存在という認識になってる。
「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」も気になるな。
やっぱりのび太は地球そのものな気がするタイトル。
…まあ、映画館では、観ないけど。

書くことに困ると、こーしてとりとめのない徒然日記を書いてしまう。
縛りがないのをイイことに、お茶を濁しまくって、まったく別の飲み物が出来そうだ。
自由に書けるってイイね。しかも、誰も傷付けることなく。
今回の徒然日記の中で誰かをディスってるとすれば…まあスネ夫だけど、これは仕方ない。

最後に、完全なる偏見で、俺の中での出来杉君は木星ジュピター。
なんかカッコいいし、堂々としていて完璧なイメージが。
そして、ドラミちゃんは土星。
単に色合いが似てるのと、これらの星の中で一番遠くにいるから…。

2/21/2024, 11:17:36 PM

彼は、苦難の人生を送ってきた。
就職した会社がいくつも倒産したり、必死で貯めたお金をすべて奪われたり、本気で愛していた妻に浮気され逃げられたり。
何をやってもうまくいかない。
だが、彼の心にある言葉はいつだって、
「よし、0からのスタートだ」
この言葉を自分に言い聞かせて、何遍も何遍も、立ち直ってきた。

そんな彼にも転機が訪れたのか、
ある女性と出会い、その女性の父親が経営する大企業に就職し、天職であったのか、仕事を認められて着々と昇進する日々。
彼は女性と結婚し、二人の子供を授かった。
彼は本気で彼女を愛し、彼女も彼を愛していた。
そして、二人の子供達も。

そんなある日、彼は人生を終える。
出勤途中での交通事故。
突然の訃報に、家族はもちろん、彼のポジティブな人柄に惹かれていたすべての人達が、彼との別れを悲しんだ。
彼の人生がうまく回らなかった時代に、彼のその立ち直る強さに憧れていた人達は、思いのほか大勢いたようだ。
その誰もが、彼こそが人生の成功者だと感じていた。

遠く離れた町の産婦人科で。
彼は目を覚まし、オギャアと泣く。
こんなはずじゃなかったが、まあこれも運命、仕方がない。
彼はあの頃を思い出して、心の中でつぶやいた。
「よし、0からのスタートだ」

2/20/2024, 11:32:51 PM

学生時代、運良くイジメにはあわなかった。
偶然そっちの方向に流れなかっただけの話。
どこで躓いてターゲットにされてもおかしくなかったのかもしれない。
あの時代だって、誰かをイジメようと狙ってた奴は少なからずいたはずだ。
単なる自己満足のために。

イジメられる方にも原因があるとかたまに聞くけど、どうしたらそうなるのかさっぱり分からない。
イジメを始めるのはいつだってイジメる方だ。
始める理由がイジメられる側の言動にあるとか言うが、それはその人の個性であり、決して他人が大勢で攻撃する理由にはなり得ない。
それを言うなら、イジメる側の性根の方が問題であり、周りの人間の力で叩き直すべきだ。

と、偉そうに言ってるが、幸い自分がそんなイジメにあったことが無いので、これはイジメられている人に対する同情でしかない。
だが、あまりにも理不尽なイジメの末、命を絶った子供のニュースなんかを目にすると、同情が怒りに変わる。
当然ながら、イジメていた奴らへの怒り。
そして、イジメられて死を選んでしまった子への怒り。

どうして、誰もが悲しむ道を選んでしまったのか。
その勇気で、現状を打開する別の方法を取ることは出来なかったのか。
死ぬことは人間の最終地点だ。
その前に、まだやれることは残っていたんじゃないのか。

偉そうに言っても、所詮その子の苦しみを理解出来ている訳じゃない。
だけど、そんな理由で我が子を失った親の気持ちだけは、痛いほど分かるつもりだ。
立場上、そちらへの同情が先に立つのかもしれない。
本気で相談してくれたら、本気で一緒に闘ったのに。
我が子を失うくらいなら、世界を敵に回すことだって出来る。
だって、親にとって、我が子を失うことは世界の終わりと同じだから。

パニックに、なっちゃうのかな。
もう、どうにもならないと。
でも、そんなことは絶対にない。
イジメてる方は、単なる遊びのつもりだ。
遊びでしかないんだ。戦争とは違う。
最終地点はまだまだ遠くにあるはずだ。

言葉をうまく使おう。逃げたっていい。
冷静になって、信じられる人の笑顔とこの先の未来を、自分勝手にポジティブに、心に描こう。

絶対にその未来は来る。
いや、自分で作り出す。
それを見届けるために、
もう少し先へ、もっとずっと先へ、
泣きながら怒りながら、笑いながら、ゆっくり歩いていこう。

2/19/2024, 3:59:43 PM

夕暮れの神社で別れを告げた。
どこに行っても友達だよなと、強く拳を握りしめる。
ずっとうつむいたままのお前。
どれだけ強がってみても、海を渡ったら別世界だ。
一緒に上級生をぶっ飛ばそうと約束した夏はもうとうに過ぎて、枯れ葉舞う季節に俺達はお別れする。

大人の都合でしか、俺達の住む場所は決められない。
振り回されて、やっと気の合うお前に出会えたと思ったら、今度は海の向こうへと引っ越してゆく。
こんなんじゃ、一生の友達なんて作れやしない。
でも、お前とだけは、もっとずっと一緒にいたかったな。
何をやってても楽しくて、生きてるって実感出来て、周りの奴らには呆れられてバカにされても、俺達二人が笑っていられれば、それで良かった。

「スマホ、買ってもらえそうか?」
「ムリだよ。姉貴だってまだ交渉中なんだから」
「LINEとかって使えれば、いつでもダベれんのにな」
「文字ヅラで話して何が楽しいんだよ」

肩組んで二人で撮った写真。
親父にデジカメで撮ってもらって、写真サイズでプリントしてもらった。
それをそっと、境内の社の中に隠し入れる。
ずっとここに、俺達の思い出が残り続けるように。
俺達が大人になっても、こんな時代があったことを忘れないように。

「じゃあ、行くわ」
「俺があげた遊戯王カード、持ったか?」
「いらねえよ。俺の方が強いし」
「ふざけんな。俺の方が2勝してんだよ」

よく言い争ったけど、喧嘩はしなかった。
お互いに、似た者同士だって気付いてたのかもしれない。
クラスで孤立して、学校で孤立して、上級生に睨まれて。
別にお前の家庭の事情なんかどうでも良かったけど、母親が家を出てったと聞いた時は、何とか笑わそうと必死になった。
俺に出来るのはそれくらいだったから。

「バイバイ」
「ああ、向こう行っても元気でな」
「上級生相手に無茶すんなよ」
「お前がいなきゃ…何にも出来ねえよ」

海の向こう。
定期船に乗って、片道約30分。
彼らが中学生にでもなれば、一人で船に乗っていつでも会いに行けるだろう。
でも、今は小学生の彼らには、海の向こうは別世界なのだ。

枯れ葉を踏んで、境内を駆け出す。
あいつに背中を向けて、この涙に気付かれないように。
遊戯王カードは、しっかりポケットの中にしのばせて。

2/18/2024, 12:26:11 PM

もうすぐ今日が終わる。
初めましての明日が来る。
今日にさよならをする前に、今日の記憶を言葉にしよう。
いつの日か、今日という日を思い出せるように。
どんな日になるか分からない明日を生きる糧とするために。

時は止まることなく流れて、今日と明日の間に境目は無い。
でも人はそこに線を引いて、たとえ今日がどんな一日でも、明日は気持ちを切り替えて新たなスタートを迎えられるようにしたのだろう。
生きていくのなら、そんなシステムが必要なほど辛いことや悲しいことに出会うから。
それでも人は、気持ちの切り替えひとつでそれを乗り越えることが出来るから。

今日あった様々な出来事を、言葉に変えて日記の中にしまい込んで、過去の一日として記録していく。
思い出を心に刻んでゆく、人生はそれの繰り返しだと思う。
日記のページはどんどん増えて、自分が年老いていくのを感じつつ、それでもそこには充実感があふれてる。
生きて日々を重ね、経験を積み感情を揺らしながらここまで来たから。
ちゃんと人生を過ごしてるなって安心できるんだ。

もうすぐ訪れる明日は、図らずも自分の誕生日。
ザザンの桑田さんと同じことに、意味もなく誇りを持ってる。
迎え飽きて何の喜びも感慨もないもんだが、無事にまたこの日を迎えられることに感謝しよう。
日を跨ぐその瞬間に気持ちもリセットして、新しい歳の自分として再デビューする気分で。

デビュー曲は「勝手にシンドバッド」
久し振りに聴いてみよう。
かつてあった青春時代ってやつを、少しは思い出せるかもしれないな。

Next