Ryu

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2/4/2024, 5:06:42 PM

誰が考えたんだろ。
唇と唇を合わせようなんて。
人間以外はしない訳で。もっと先のことはするのに。

アメリカではもっと気軽に交わされてるKiss。
でも、誰とでもしていい訳じゃないKiss。
きっと、いろいろあるうちの愛の形のひとつ。
恋愛ドラマなら必ずと言っていいほど描かれるシーン。

でも、冷静に考えると、誰に教わった訳じゃないのに、何故これをしたいと思うのか。
本能?人間だけの?
それとも刷り込み?
個人的には、刷り込みに一票。 
だって、動物の本能ではない訳だから、人間だけがドラマや映画を観て、「ああ、恋人同士になったら、こーゆーことをするんだ。なんかいいな」って刷り込まれるんじゃないのかなって。
だとしたら、まんまとハマってる訳だ。ドラマとか映画の罠に。
まあ、罠だとしても…したいけど。

じゃあ、そーゆーシーンを一切見たことのない人は?
したいとさえ思わないのか。
んー、そんな境遇で育った人なんてそうそういないから分からんな。
今や世の中にはKissがあふれてる。
アメリカほどじゃなくても、キスシーンは見せ場のひとつだからね。
そうしてウブな少年少女は、「いつかきっと自分も…」と夢を馳せる。
甘酸っぱいレモンの味とか、いったいどこから出てきたんだか。
それもドラマや映画の刷り込みなのかな。
…そんな訳ないのにな。

今夜もとりとめがない。
人生100年時代の半分を生きてる人間に、このテーマでものを書くのはなかなかの試練だ。
いや…それだけ生きて経験をしてるからこそ書けることなのか?
でもまあ少なくとも、これで物語を作るのは早々に諦めた。
そーゆーのを楽しんだ時代はとうに過ぎてるから…いや待て、今は人生100年時代じゃないか。

アメリカを見習って、ドラマや映画に影響受けて、
限界を自分で作るな、人生を楽しむことに終わりなんかない。
よし、これからも希望を持って前進あるのみ、だ。

…って、何の話だったっけ?

2/4/2024, 1:14:04 AM

1000年前に書かれた物語が、今も残り、時代を越えて読むことが出来るように、現代の作品も1000年先まで残り、未来に生きる人達に読まれるのだろうか。

だとしたら、どの作品が?
伊坂幸太郎とか、東野圭吾とか、1000年後の未来人はどう感じるんだろう。
そもそも、その頃には殺人事件なんてものが無くなってたりして。

平安時代の書物が、その時代を感じさせるものであるように、テレビとかスマホとかパソコンでさえも、「何それ?」って思われるような世界なのかな。
そしたら、紙の本なんて存在しなくて、物語はどう読まれるんだろう。
例えば、装置の付いた帽子をかぶったら、頭の中に物語が文字で流れてくるとか。
Audibleが進化したらそうなるかも。

物語が残るとして、いや、言葉が残るとして、自分がこうして書いた拙い文章を、誰かが目にすることはあるのだろうか。
データとして記録されていて、Web上にアップロードもされてる。
小さな偶然が重なって、1000年先もデータがどこかに残ってて、誰かがまるで古文書を読むように「何だこりゃ?」って思う日が来るかも。

そしたら、1000年先の未来に、自分の思いがほんの少しでも伝わったってことになる。
いや、1000年先とは言わず、100年後だっていい。
🖤は貰えないけど、それは少し夢があるな。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うし、たくさん書きまくってたら、どれかは...いや、やめとこう。

今の自分の気持ちを文字にして、今読んでくれる人がいるなら伝えたい。ただ、それだけだ。
1000年先の倫理観なんてまるで想像出来ないし、共感してもらえる人が少しでもいる世界で書いてたい。

🖤のパワーは凄いんだな。
書こうって思える原動力になる。
まあ、逆に言えば、自分のいない世界で何のリアクションも無く読まれていたとしても、それはやっぱり楽しくない。
紫式部も清少納言も、欲しかったのは1000年後の賞賛じゃないんだろうな。

2/2/2024, 2:24:24 PM

あの日を思い出した。

我が家の末っ子として迎え入れて、
娘二人の弟分として家族の一員となった猫。

13年生きた。
彼が死んだ日、壊れたように泣いた。
こんなに泣けるとは思わなかった。
息が苦しくて、胸が苦しくて、それでも涙は止まらなかった。

弟だったのに。
末っ子だったのに。
なんでお姉ちゃん達を追い越して、
一人で先に逝ってしまったのか。
言葉も交わせないまま過ごした日々だったけど、
自分にとっては…たった一人の息子だった。

あの日を思い出すと、今でもまだ泣ける。
もう4年が過ぎたのに。
今夜もこれを書きながら、お風呂で一人泣いた。
きっと、俺の心の何処かに、
今でもアイツの勿忘草が咲き続けてるんだと思う。
小さくて可愛い無数の青い花に囲まれて、
じゃれ遊ぶアイツの姿が、目に浮かんだ。

2/1/2024, 12:59:57 PM

「ブランコ効果って知ってるか」
「なにそれ」
「吊り橋効果みたいなもんでさ、二人で並んでブランコに乗ってて、その揺れがピッタリ重なったまま、3分が過ぎると恋愛感情が生まれるらしい」
「吊り橋効果とはちょっと違うな。何の根拠もない」
「根拠は、気が合う二人ってことだろ。知らんけど」
「そんなんで恋が芽生えたら、明日はバラ色だよな」
「…やってみるか?」

高校生。柔道部の二人。
そのガタイはブランコには似合わない。
でもきっと彼らは、明日もまたこの公園に来て、このブランコに乗るだろう。
まるで、恋人同士のように。

そう、
彼らの明日はバラ色なのだ。

1/31/2024, 1:16:27 PM

少年はプランを立てた。
目的の場所へ辿り着くまでの完璧なプランだ。
詳細は教えない。
彼と旅を共にする仲間にも秘密だ。
そして、夢のような時間が過ぎてゆく。

奥深いジャングルを小さな船に乗って進んでゆく。
野生動物や原住民と遭遇し、
急流を落ちたり、滝の裏側をくぐったり、
あるいは、海の上で戦いに巻き込まれたり。

またある時は、
谷底を途方もないスピードで走り抜ける列車に乗って、
古代生物の遺骨を目の当たりにしたり、
漆黒に包まれた岩のトンネルをくぐり抜けたり。

そしてある時は、
この世ならざるものと遭遇し、
怯えながらもあちらの世界を垣間見たり、
色とりどりの華やかな世界には歌があふれ、
彼方には美しい城がそびえ立つ。

そんな冒険を乗り越えて、
少年達は旅路の果てに、ようやく目的の地に辿り着いた。

そこは、伝説の生き物が住むという小さな家。
彼の名はミッキー。
夢の国を旅して、やっと彼のもとに辿り着いた。
彼を探して、彼の姿を写真に収めるんだ。

背後で盛大に花火が上がる。
どこからか、パレードの賑やかな音楽が聴こえてくる。

あ…しまった、彼はあっちか…。
仲間からの、冷たい視線が痛かった。

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