小林涼太

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9/16/2024, 8:26:54 AM

音のない世界に行きたい

音が私を興奮させてきた
音が私の睡眠を妨げる

ただ星を眺めたい
虫の音だけを聴いていたい
草原の上に寝転がって
たそがれたい

時間と心の余裕を持ちたい

8/31/2024, 11:03:43 PM

『それでも不完全な僕を
信じてくれるのはなぜですか?』

"僕はやっぱり発達障害かも"
そう思い、自己嫌悪に陥る瞬間がある。

車の運転技能習得だ
他の人はどんどん
運転が出来るようになるのに
僕はまるで何もできない

半クラッチが苦手なのに
S字カーブは必ず1発で成功させられる

こんなにも技能という
技能ができないのに
どうして不完全な僕を
信じてくれるのだろう?

8/30/2024, 11:26:25 AM

"自分に甘い"ではなく

"自分に弱い"

僕がずっと探していた言葉だ

あなたへ

見つけてくれてありがとう

8/27/2024, 11:48:42 AM

絶望の雨



都市対抗野球の帰路
終電に間に合わせようと
必死で帰った

神宮球場の帰り客もいて
総武線の電車は溢れる
途中、人身事故で
予定よりも遅れていく

なんとか乗り込んだ
最寄りへの電車
あとはタクシーに乗ればいいだけ

ホームに降り立ち
駅舎を出た
前の客を乗せて出発する
タクシーの姿

白いズボン
傘を持っていない僕
外は猛烈な雨の音しか聞こえない
一瞬にして絶望の雨となった

この雨に佇みながら
帰り方を考える
タクシー会社に電話をかけるが
つながらない

歩くことにした
ビニール傘を買って
闇にかき消されながら
トラックに泥をはねられながら
ずぶ濡れのまま歩き続けた

日が変わって
1:10、家に着いた
あの絶望の雨は
一生、忘れない




8/26/2024, 8:26:49 AM

見えない夜を知る


21:00、10分前。
真上の寮を出て、
階段を降りたらそこは職場

元気よく挨拶を交わす

夜が更けていくうちに
声は閉じていく
光も閉じていく

遠くに見えた橙の灯火も消え
ぼんやりと見えていた建物は
輪郭だけになった

こんなにも見えない夜を
知ったのは初めてだ

台車を引いて引いて
袋に包まれた手は
次第に皮がめくれ

一生懸命になった証が残る

そうして今日も朝が来た

朝日に照らされて
見えたものが見えなくなる
夜しか知らない世界がある
7万歩の世界が終わったのだ

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