君は今、元気ですか。
ちゃんと食事を摂っていますか。
無理をしていませんか。
どうか自分を大切にしてあげてくださいね。
案外、生きているうちに失念しがちなことですから。
自己犠牲が当たり前、なんて考え方は絶対にダメですよ。
けれど時には無理をしなければいけない時もあります。
ですから、今から無理をするのはおやめなさい。
必要な時に無理が効かなくなってしまうから。
ずっと元気でいるための、最低条件です。
物憂げな空。
それは空自体が物憂げに揺れているのか。
あるいは空を見上げる自分の視界が揺れているのか。
多分、後者だ。
空はいつも同じ。
晴れとか曇りとか、雨とかはあるけれど、基本的に同じ。
物憂げに見えるのは自分がそういう気分だから。
それをそのまま、空は反射しているのだ。
見上げない方が、自覚しなくて済んだのかもしれないなぁ。
私は音もなく流れる雲を一瞥し、そう、ぽつりと呟いた。
今日、入学式用にスーツを買った。
まだ一ヶ月と少し先だけれど、父が早く着せたい、と購入を決めたのだ。
着られている感の拭えないスーツ姿は、成人とは思えないぐらいに子どもに見える。けれど、父は「嬉しいなぁ」「幸せだなぁ」といつもの仏頂面はどこえやら、笑顔を綻ばせた。
聞くところ、私は生まれた直後がよろしくなく、死にかけていたらしい。
だから両親はあんなに小さくて危うかった生命がこんなに大きくなって、と改めて成長を感じていた。
そりゃあ、スーツ姿を見て喜ぶわけだ。
今日も、生きていて良かった。
Love you.
貴方を愛せる私に。
貴方に愛してもらえる私に。
愛は有償だ。
家族や友人、推しでもいい。
自分にとって1人でも太陽のような人がいるのなら、
人生はすごく生きやすくなる。
途端に呼吸がしやすくなって、前が見やすくなる。
私の人生に、明るい光を差してくれる。
私も太陽のような、誰かにとっての唯一になれたら良いな。