12/16/2024, 7:33:51 AM
僕は僕を嫌っている。
朝、目が覚めて鏡に映る顔が嫌い。
勝手に咀嚼音を鳴らす口が嫌い。
細く、怒っているように見える目が嫌い。
醜く脂肪のついた腹が嫌い。
腕が嫌い。
足が嫌い。
僕は夏を嫌っている。
汗がだらだらと流れ落ちて、自分の進んだ道に印を残すから。
だから僕は、自分の足跡を消してくれる雪を待つのだ。
11/17/2024, 11:58:30 AM
冬になったら外に出よう
みんなが家に閉じこもっている間、外に出よう
雪の積もった地面を駆けて、雪だるまを作るんだ
引きこもりの僕だって、頑張れば出来るんだぞって
何の気配もない、冬の空気に自慢してやるんだ
11/2/2024, 2:40:42 PM
眠りにつく前に、今日1日を振り返りーー、
やめておこう。
今日の自分を思い出すと、なぜか無性に悲しくなるから。
11/1/2024, 4:00:33 PM
ーー永遠なんてものなんてないよ。
君は疲れた様子で吐き捨てた。
「有名な漫画ではさ、人の気持ちは永遠なんて言ってる」
カコン、と空の缶ジュースが握りつぶされる。
「でもさぁ、変わるじゃん」
詰められ過ぎて溢れ出しそうなゴミ箱を見つめて言ちる。
「人の想いは重なるだけ重なってさ、気付いたら別の方向を向いてる」
もう限界だと訴えるゴミ箱の、上に、潰れた缶を置く。
「だから、永遠なんてない。……ないんだよ」
君は目に薄膜を張って言った。
その声は震えている。
置かれた缶が、突風でバランスを崩す。
そして君の涙と一緒に、雨の打ち付ける地面に着地した。
11/1/2024, 4:43:04 AM
理想郷、理想郷。
いつだってどこにあるのか分からない理想郷。
できることなら、今すぐ目の前に現れてほしいものである。