ウツギ

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2/21/2024, 1:57:28 PM

 0からの人生、スタートラインは全員一緒。




 嘘言え。

2/20/2024, 11:10:32 PM

 同情なんて、クソ喰らえ。

 なぜなら同情の言葉を吐かれる時、向けられる瞳が嫌いだから。
 かわいそうだね、雄弁に語る瞳が、私を惨めにさせるから。


 どうせ、君の腹の中には口に出るのと反対の言葉が、ぐちゃぐちゃに入り混じっているくせに。
 善人ヅラして、分かるよ、と言う言葉は偽物のくせに。


 お前なんかに分かってたまるかよ。


 上部だけの言葉が嫌いだ。
 空っぽの言葉が嫌いだ。
 自分が虚の言葉で慰められている、その現状が嫌いだ。


 私は断じてかわいそうなんかではない。
 だから、絶対に同情なんて要らない。


 私はそこまで弱くない。

2/19/2024, 5:30:48 PM

 枯葉の落ちる季節はとうの昔に過ぎ去り、私たちは春を迎えようとしている。
 散歩がてら、等間隔に生える街路樹はまだ寒々しく裸の枝を晒しているが、中には新たな蕾を膨らませる木々も見受けられた。

 そして、その足元には、枯葉がたまっている。

 まだ芽吹きそうにない蕾たちは、水分を失って茶色に枯れた先立を見て何を思うだろう。

 自分たちも立派に咲き誇ることを願うだろうか。
 誰かを幸せにすることを願うだろうか。
 生きている間に、散ってしまう前に、成し遂げられることを考えるのだろうか。


 正直、なんでも良い。

 きっと数週間後には美しく咲き誇り、新たな門出を祝う祝福の花を咲かせるに違いないのだから。

 それを踏まえて、貴方たちが枯葉になるその時までに、私も成長した姿を見せにこよう。
 貴方たちが枯葉になったように、私もたくさんのことを吸収して、必ず成長してみせるから。


 花弁を散らし、青葉が枯れる、その時までに。

2/18/2024, 10:09:04 AM

今日、すごく嫌なことがあった。
でもあまり気にしない。
だってあと数時間もすれば今日にさよならだ。

「きっと明日はいいことがあるよ」

毎日、寝る前に言い聞かせている。
だから、大丈夫。

2/17/2024, 12:54:44 PM

 お気に入りのお菓子がある。

 お気に入りのアニメがある。

 お気に入りの漫画がある。

 思い返してみると、私の身の回りのものはほとんどが「お気に入り」で固められている。
 大好きなキャラクターの缶バッチを付けた筆箱に、好きな色に染まった水筒、毎日使うパソコンも使い古しのお気に入りで、膝には幼い頃から可愛がっているぬいぐるみを乗せている。

 お気に入りに囲まれた生活は、大層居心地が良い。
 私の好きで溢れた、絶対に私を傷つけない空間なのだ。

 友人は古いものは捨ててしまいましょう、なんて言う人が多いけれど、古くても大切なものは大切で、好きなものは好きなのだ。

 だから私の楽園に手出しきせるつもりは、微塵もない。
 お気に入りに埋められた城で、じっくり籠城してやるのだ。

 私が私の「お気に入り」を守るために。

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