お星さま おねがい
一度だけ 地球に生まれてみたい
お星さま おねがい
ぼくはどうしたらいいですか。
ぼくはどうしたら
お星さま お願いします
お願いします
お願いします
お願いします
お星さま お願いします
お星さま
どうか
どうか
・星に願って
いつか、少しだけ、触れてみたいと思ってた。
華奢な肩のその人間の背中に。
こんな気持ち悪いこと言えないけど、
驚いたきみが僕の手が冷たいことを叱って
ぎゅっと握ってくれることを、少しだけ夢見た。
もし、君に羽があれば。驚かせずその背に触れられるのだろうか。
君と僕に、もし、羽が生えても。
僕は君の手の、その温もりに驚きたい。
君と僕に羽が生える前に、
僕は君を驚かせておきたい。この手の冷たさで。
・君の背中
信じてつないだ僕らの縁に
信じてさよならを、今、ふさわしく。
愛していること覚えておいてね。
貴方の弱さを願うその私を、
貴方の涙を祈るその私をどうか
愛していてほしい。
たったひとつでも私と共にあった
こもれびを胸に。
・バイバイ
そんなことで許せたらどれほどだったか、私はどこでくじかれたのか。
あなたの笑顔を思い出した。今では酷く憎く、世界でいちばん嫌いなものだ。あなたが今ものんきに笑っていることはこの世界の恥ずべき部分で、私はもう、何ひとつ思い出せない。あなたの笑顔が好きだった日は、もう、私の中から完全になくなってしまったよ。
傷付いた顔をするなら容赦はしない。私はあなたが嫌いだ。きっともう絶対に許せない人だ。
なぜ許せないのか、たまに思い出せなくなる。
そして考える。
あなたが笑った日の私の事、
・ありがとう、ごめんね
俺は、地に足をつけて生きている。
毎日の一歩をありがたく、踏みしめ、
歩いている。いつも、満たされ
ている。緑が鮮明に有る日々に
そよ風が、吹き。グレーの地面に
足をつけ、自分の革靴を思い
浮かべる。幸福。これ以外に無い!
昼食はカレーが食べたい。俺は
カレーが、大好き。ふふふ。
信号待ちで自分の革靴を見る。
ピカピカだ、今日もかっこいいよ。
これが幸せ。俺はなんて頑張ったんだろう。
青信号。カレーのことで頭がいっ
ぱいだ。ふふ、嬉しい。
嬉しいんだあ、毎日が。いつも、俺は。
楽しい明るい日々。穏やかな部屋。
いつ終わっても幸福な
毎日を、俺はいつま
でも
続けていたい。 微笑む、
カレーの匂い。
・夢と現実