まだノーネーム

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3/23/2023, 1:54:39 PM

特別な存在

君がいつから特別になったのか
もう覚えていないけれど
私の一つの人格といえるくらいに
私の中に溶け込んでいる

何年会わなくても
昨日会ったばかりのように
私の中に住み着いている

君は物語から出てきたみたいに
現実離れしている存在
だから君は私の憩いの場所だった

最近の君は何だかありふれてしまった
社会に溶け込むことは君をも変容させてしまう

あまりにも純粋で透明で聡明な君

だけど君がどんな風に変わっていこうと
特別な存在に変わりはないよ

3/22/2023, 11:51:40 PM

バカみたい

何もやる気が出ない
誰かに愛想良くすることも
ちゃんと働くことも
ぜーんぶバカみたい

生きてるだけじゃ満足できない
お金もらうだけじゃ満足できない
愛する人と生活するだけじゃ満足できない
全然満足なんかできない

体の中のエネルギーが
溜まりに溜まって爆発しそうだ

もう全部バカみたい
全部壊したい
あー自由になりたい

死にたい?それも違う
自分でいよう、バカみたいに

3/14/2023, 11:20:21 AM

安らかな瞳

君の瞳を見ていると、こちらまですっと落ち着いた気持ちになる。
君はいつもフラットで、僕を僕自身に立ち返らせる。
何にも影響されないかのような不思議な空気を纏う君。
どこまでも安らかな瞳。
底知れない君を、愛しく思う。

3/13/2023, 11:18:11 PM

ずっと隣で

君の手を思い切って掴んでみた。
君は驚いた表情をしていたけど、手を振り払うことはなかった。
僕はドギマギしながらも、何食わぬ顔で話を続けた。
いつも隣にいる君とのもう一歩先を。
ずっと隣で過ごしたいから。

3/3/2023, 12:09:28 PM

ひなまつり

子供の頃は毎年3月3日になると
雛人形が床の間に出されていた

お内裏様の入ったオルゴール付きのケースで
私たち3姉妹はネジを限界まで巻いて
流れるオルゴールに合わせて踊った

何度も何度もネジを巻いては
飽きるまで踊り続けた

そんな無意味にも幸せな日々があったことを
私はついさっきまですっかり忘れていた

戻ることはない懐かしい日々に
胸が少しちくりとした

久しぶりに姉達に連絡してみようかな
また一緒に無意味に踊るのもいいね


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