何気ないふり
ほんとは気になっている
すごーく気になっている
けれど君に悟られないように
平常心で話しかける
いつも通りの軽やかな会話
程よい距離感
君に気付かれないくらいに
少しずつ少しずつ距離を縮める
きっと君はグイグイくる男も
ボディタッチする男もわかりやすい男も
好きじゃないから
遠回りに見えるけれど
何気ないふりが2人の距離を近づけると信じて
今日も僕は君に見破られないように
恋を隠して話しかける
ハッピーエンド
今日とってもムカつくことがあった
心の中であなたに沢山悪態をついた
腹立たしさがおさまらなくて
スマホに気持ちを吐き出した
そして気づいた自己防衛
私は愛されたかったし
あなたを愛したかったんだって
素直になったら気持ちが晴れた
今日はハッピーエンドで終われそう
My Heart
心はあやふや
これといった実体もない
ふわふわと漂って
形を変えていく
君のこと一生好きだと思ってた
君がいなきゃ死んだほうがマシだと本気で思ってた
君がいなくなって
毎日毎日泣いた
ご飯の時も授業の時も眠る時も
次から次に涙が溢れて
一生止まらないんじゃないかと思ったよ
だけどついにその日が来て
あんなに地獄だと思ってた世界が
楽園のようにきらきら輝いて見えた
君に失恋したけど
君はまだ何処かで元気に生きている
それだけで幸せに思えた
月日が経ち君に再会して
私の恋は完全に消化した
私は恋に恋していたんだと
その時ようやく理解した
今はあの頃の気持ちが幻のように
もう二度と掴むことはできない
ないものねだり
明るくてオシャレで
ユーモアがあって可愛い
あの子みたいになりたいと思って
笑ってみるオシャレしてみる
そうすると
笑顔がいいねとかオシャレだねとか
言われるようになる
だけどそうして気づく
私はあの子にはなれない
かけられる言葉と心の中のギャップに
居心地の悪さを感じる
多分、続けていけば
違和感がなくなるんだろう
けど私は本当にそれを望んでいる?
私はあの子が好き
でも私はあの子になる必要はない
ないものねだり
ないから欲しい
あったらあったで大変よ
好きじゃないのに
今日初めて会った人
好きじゃないのに
むしろ嫌いなほうなのに
相手の表情、言葉を
繰り返し思い出していた
何だか私に怒っているようで
嫌われたのかなとか気にしている
変なの
好きじゃない人にも
嫌われたくないのか
むしろ嫌いなほうなのに?