大丈夫よ
きっと大丈夫
貴方には私が居るわ
私にも貴方が居る
何も怖くない
大丈夫よ
私たちは心と心で繋がってるんだもの
また会えるわ
少しの間だけよ
いい子ね
そう、静かにお眠りなさい
何でもないフリが上手かった。
気にしてないフリ
なんも思ってないフリ
これっぽっちも傷ついてないフリ
いいよ。
私の前では無理しなくていいよ。
私君に嘘つかれたら悲しいよ。
だって分かるもん、君、本当は気にしてたもんね。
めちゃくちゃ悩んでたもんね。
凄く、傷ついてたもんね。
けどそれを相手に悟られないように生きてきたんだもんね。
でもさ、私ってほら、君の事凄く好きだから。
画面越しの素っ気ない文字でも、分かっちゃうんだな笑
君が悲しい時、走って会いに行ける距離に住んでてよかった。
君と昔から一緒に遊んでてよかった。
君を最後まで送り届けられる人間でよかった。
じゃあ、またね。
仲間が居た。
かけがえのない。
生涯を懸けて、仲間だと言える奴らが。
でも、少しずつ、少しずつ。
命が擦り切れて行く。
止めることは出来ない。
止められることも出来ない。
『みんな、平等に、一日と言う時間が与えられている。
けれど、長さは人それぞれで。
与えられたその長さを、どう活かすか。
それが、自分の人生に出された課題なのである。』
と、
昔の友が言った。
ソイツは気に食わないやつで。
人の食べ物は取るし、サボるし、力はあるけど加減を間違えたらものを壊すし。
けど、それ以上に、仲間想いで、優しくて、頼れて、気遣いが出来て、自分の使い方をよく分かってるやつだったから、「適度に休めよ。」と、
誰よりも重みのある言葉を発するやつだった。
なぁ友よ。 仲間よ。
かけがえのない仲間の中で、お前が1番最初に逝くぞ。
おかしいと思わないか。
君は昔、
『お前らが死んだ後に俺は死ぬ。俺は泣き虫だからお前らに見送られたら未練が残って成仏できねぇ自信がある。そりゃ困るだろ。 俺も、お前らも。』
そう言ったね。
誰よりも先に、成仏しない道を選んだのは君だ。
サヨウナラも言えずに、言わせずに。
「周りがどれだけ号泣してても。1人満足そうな顔してくたばるんだろーな。」
そんなことを昔君に言ったら、君は満更でも無い顔をして、
『そりゃそうだろ。俺だぞ?』って。
そうだね、君だもんね。
じゃあね。 俺らはもう少しここに残るよ。
ちょっと遅れてから行くね。
またね。
一緒に歩こうか。
僕がまた歩幅を合わせるから。
隣を歩こうよ。
手を繋いで。
手を離さないで。
涙を拭いたい時は僕が拭ってあげるから。
だから下を向かないで。
あ、でも僕の方が身長も高いもんね。
見上げることになるから俯くことも無いし大丈夫かな。
泣きたくなったらまた呼んでよ。
君が手を繋いでくれた温かさを忘れるほど、腐っちゃいないよ。
「また会えるかな。」
会えるよ。
僕が逢いに行くよ。
君が好きだよ。
君が愛しいよ。愛してるよ。
君がまた死ぬ時。
僕が君を連れて行ってあげるから。
だから僕を呼んで。
必ず手を繋ぎに戻ってくるよ。
だから今は、少しお別れだね。
「未来は明るいものですか。」
誰かが言った
明るいものだと思いますよ 貴方がそう思うのなら
貴方がそう信じるのなら、きっとそうなります
「感情って大切ですか。」
また誰かが言った
大切なんじゃないですかね なかったら寂しいものですよ
無かったら空の青さに感動もできませんからね
「死にたいけど死にたくないです。おかしいですか。」
またまた誰かが言った
おかしくなんてないですよ
私は死にたくないから生きてます
仕方がないから生きてやるよって、そんなフランクな感じで生きればいいんですよ
「『また会いましょう。』のまたっていつですか。」
誰かが言った
さあ、『また』という単語は実に不可解で不可思議で理解不能な言葉ですからね
難しいですよ 時間の流れが人と違うように
人の感情はメジャーでは測れませんから
「また、会ってくれますか。」
ええ、もちろんですよ。
『また会いましょう。』