永遠に続くものなんて無い。
だけど、永遠に続かせたいと思うときもある。
「永遠に」
今日、通院を始めてから今までに貰ってきた領収書と明細書の処分をした。直近のものは、まだ処分せずにいる。
心の病気に罹ってだいぶ経つ。今は、というよりかなり前からすっかり良くなり、かつてあった症状はいっさい出ていない。
領収書はすごい枚数だ。それと同時に、病院で行う心理学みたいなものを勉強する講座で貰った資料も何枚も出てきた。
その日その日でテーマが違うので、いろんな資料があり、見るとそれぞれにいろんな書き込みがされている。
ワークシートもあり、読んでみると、ああこの時は心身がこういう状態で、こんな状況下でこんなことを考えていたのか…と感傷にふけった。
エゴグラムをあらためてしてみたが、当時と変わった折れ線グラフになって、以前は社会のルールや責任感に厳しかったのだが、それが少し和らいできたなぁと思ったりした。
時間が経ち、いろんな出来事に出合い、考えや価値観は時に変化する。当時の書き込みを見て、今の自分を見つめてみた。長い時を経て、今の自分はこういうふうになっているんだな、と思った。
講座は、それぞれのテーマを繰り返し行うので、その日の資料の内容は大体同じだ。なので昔の分は処分した。また講義に参加するたび新たに資料をもらう。大抵多少の変更があったりするものだ。
今、手元にある資料たちも、いずれ「この時はこういう勉強をしたんだなぁ。」と昔のものになるのだろう。そしてまた見返しては、感傷にふけるのだろう。
「懐かしく思うこと」
昔のことをよく思い出す。
学生時代、大人になって働いて、あの時はこんなことがあった、あの時はああ考えてそうした、とか本当に細いことを振り返って思いを巡らしている。
後悔もある。あの時、ああしていれば良かった、と変えられない過去を悔やんだりして、そういうのがぐるぐると頭の中を駆け回っている。
今振り返って、あの頃の後悔や失敗や直したいところを、今ならこうする、とシミュレーションをしたとしたら、今とは違う、もう一つの人生が創られるのだろうか。
訂正や、考え直して築きあげた人生を。思い通りに歩んで、納得している人生を。
考えたところで、そんなこと現実にならないし、意味のないことだと分かっているけれど。
「もう一つの物語」
今日は朝から気温が高く、途中で七分袖からTシャツに着替えた。
まだ夏物を仕舞ってなくて良かった。
今年は(今年も)秋になっても気温が高く、かというと肌寒い日もあって、着るものにちょっと苦労する。
仕事着もそうだ。「これは七分袖だけど生地が薄くて夏向き」だの「長袖にしたいけど、ちょっとこれはもう少し肌寒い時の方が良い」だの、細いことに頭をなやませている。
冬物を出すのは、まだ先でいいな…というか、めんどくさいな。セーターなんてまだ先の話だし、来月の下旬くらいでいいかな。
と思っていると、急に寒くなりだして、カーディガンくらい出しておけば良かったと後悔するんだろうな。
「衣替え」
高校生の時、購買部に所属していた。
「部」といっても、部の活動とは言い難く…何というか、クラスから2人が選出され、他のクラスの生徒達と、自分たちはこの日なら出来る、と話し合って当番制にしていた。
当番の日は、授業が終わって休み時間になるたび購買室に走って、レジ打ちをしていていた。
放課後に、店?を閉めた後に、その日の売上を計算していた。といっても、細かい作業など無く、文字通り、いくら現金があるか数えていただけだ。それを日計表なるものに記入していた。
今回のテーマを見て、この購買部のことを思い出した。週に何度かの放課後は、そういうふうに過ごしていた。
ああ、懐かしいなぁ。
「放課後」