つい先日、隣の隣の家が取り壊された。
解体作業中は、洗濯物を外に干せなかった。騒音や振動もそれなりにあり、早く終わらないかなーと思っていた。
10日ほど経って、そこは更地になった。
すると、これまでそのお宅で見えなかった向こう側が、自宅の2階の窓からよく見えるようになった。
お宅の向こう側の家、あそこに窓があったんだ…とか。
とりあえず、いま現在は更地のままで、「売地」の看板は立っていない。そのうち、どこかの誰かが買って家を建てるかもしれない。新築って羨ましいなぁ、とまだ遠い先、しかも買うかどうか分からない未来に、そんな事を考えていたりする。
「窓から見える景色」
結構日が短くなってきたので、朝方も明るくなるのが遅くなった、とは母の主張。
6時過ぎに目が覚める時があるが、その頃はもう明るいので、まだ夏の名残りがあるなぁと、ぼんやりと考えている。
この時期、夜明け前ってどんな暗さなんだろう。
睡眠中に目が覚めるのは嫌。だから空模様なんて知りたくない。
「夜明け前」
手帳のカレンダーは、月曜始まりが多いけれど、私は日曜始まりを使っている。
もう100均で売っていたな。卓上カレンダーも見にいってみようかな。
「カレンダー」
きみは今、どこにいるの?
きみがいなくなってから、ぼくの中に湧いてきた感情に、戸惑っているんだ。
すごく苦しいんだ。
すごく寂しいんだ。
この感情に、押しつぶされそうなんだ。
きみは今、どこにいるの?
問わずにはいられないんだ。もうぼくの所に戻って来ないとしても。
「喪失感」
麦わら帽子をかぶって、虫取り網と虫かごを持って。
あの夏の、少年だった頃の思い出。
「麦わら帽子」