もし、彼からいきなり「別れよう」と言われた
としたら、私は、目を見開いて呆然とするも、
その理由を納得いくまで聞きだそうとすると思う。
そしてもう一つ、自分を責めるだろう。
「何か気に障ることをしたり言ったりしたのか」と
自分のこれまでを振り返って考え込むだろう。
だから、別れを告げられたんだろう…と。
そして、「分かった」と、身を引くと思う。
自分に非があるのだから、と。
自虐っぽいけれど、どうしても、相手より自分を
責めてしまうのだ。
「突然の別れ」
あるところに、一人の少女がいました。
少女は、積極的でした。
好きになった男の子に、よく話しかけて
いました。
少女はほんの少し、女性に近づきました。
好きな男の子に、話しかけるということを
意識するようになりました。
ドキドキすることを覚えました。
もう少女と呼べなくなった頃、
彼女は、あるクラスメイトのことが
気になっていました。
抱えていた感情が「好き」というものなのか
よく分からず、彼が人気者だということもあって、
友達に自分の気持ちを話すことができません
でした。
彼女の世界が広がり、いろんな人と会うように
なって、おつきあいというものをするように
なりました。
会話が合ったり、笑いあったり、ケンカしたり、
いろんなことがありました。
傷ついたり、泣いたりすることも覚えました。
彼女は、今までを振り返ってみると、
あの時は、ああ言えばよかったなとか、
こうしたら、もっとよかったなとか、
そういうことが解るんだそうです。
大人になって、そう思うことができるように
なったということです。
「好き」や「愛」は、特別な感情に思えます。
自分の心を揺さぶられる人に出会うことは、
簡単ではないと思います。だから、そういう人に
出会うと一緒にいたくなるのでしょうね。
「恋物語」
学生の頃は、深夜ラジオをよく聴いていて、
夜更かしは特別に感じでいた。
日付が変わっても友達と遊んで、
親に叱られたこともあった。
遠い昔のことだ。
今はもう、真夜中は眠り込んている時間だ。
遅くても、日付が変わるまでには
ベッドに入っている。
それでももし、起きていることがあったとしたら、
久しぶりに特別な時間になるんだろうな。
「真夜中」
愛する人がいるとして、
その人のために罪を犯すことが出来るか?
極論だけど、そういうこと。
「愛があれば何でもできる?」
いまだに引きずっていることがある。
「何であの時…」と、悔やんでも悔やみきれない。
時間を戻すことはできないし、
どうにもならないんだけど、
自分の中から、消えることは、もう無い。
だから、せめて胸の奥にしまって、
思い出さないようにしたい。
この後悔と一緒に生きていくしかないのなら。
「後悔」