考えてみると、蝶って、見かけなくなったなぁ。
ヒラヒラ、ヒラヒラ。
花の上を舞っている。
春の訪れを感じる。
細かく羽ばたきながらも、ゆっくりと飛んでいく
その姿はきれいだ。
ちょっと、見てみたくなった。またどこかで
舞う姿を見てみたい。
空にきれいに映えている様子が目に浮かんだ。
ヒラヒラ、ヒラヒラ。
「モンシロチョウ」
あの人との思い出は、楽しかったこともいっぱい
あるから、そういう意味で忘れたくはないかな、
と思う。朧げになっていても、そのなかには、
笑顔で過ごした私がいる。それを無視するのは
違うと思うし。
ただ、人間は忘れていく生き物だから、
いつかこの先、今のこの気持ちを忘れていくことが
あるのだろうか。
それは少し、寂しいな。
「忘れられない、いつまでも。」
一年後、私はどうしているだろう。
ケガや病気もなく元気でいるだろうか。
今のように仕事で悩んでいるだろうか。
私は、相変わらずだろうか。
一つ、もし変わっているとしたら、
マインドフルネスを身につけているということ。
自分を否定や非難をしたとしても、
そういう自分を受け入れ、過去や未来を考えて
いる心を、「今、この瞬間」に優しく戻す。
それができていたらとしたら、普段から、何も
変わらないと思っている自分の内面が、少し
今と変わっているかもしれない。
まあでも、あまり深く考えないでいよう。
とりあえず、平凡でも健康で過ごしていることを
願おう。
「一年後」
小学生の頃。
色の白い、ちょっと可愛らしい顔をした男の子に
一目惚れした。
結構人気があった子だった。
学校の帰り道、告白したことを覚えている。
子どもというのは、単純で、
不安が無いなら緊張もしないもので、
数人で下校していたにも関わらず、
会話の途中での、さらっとした告白だった。
「えーマジかよー」と大笑いしていたけど、
今なら分かる。あれは皆の手前だったことも
あり、照れ笑いをしたのだ。
その後、その子とはどうなることも無く、
卒業をきっかけに、私達は別々の中学校に
進学した。
数年して、同窓会があった。
今、驚くのは、同窓会のことよりも、
それよりももっと昔の告白したことの方を
覚えていることだ。
「久しぶりだね。」くらいは言ったような気が
するけど、後のことは覚えていない。
そのくらい、初恋というのは、いつまでも
心に残る、大切な思い出なのだろう。
下校途中の、さらっとした告白。
告白も一目惚れも初めてだった。
「初恋の日」
明日、世界が無くなる…願うこと、何か
思いつくだろうか。
架空の話だけあって、ピンとこないな。
穏やかな最期を迎えられますように、とか。
願うことより、後悔の方が、山ほど溢れて
きそうだ。そうだ、その後悔を全部忘れられます
ように、の方がしっくりくるかな。
「明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。」