「夜」を表す言葉は、それぞれが
何時ごろ、という定義は無いらしい。
夜中、とか、夜半、とか、未明、とか。
私にとっての真夜中は、午前2時くらい。
真夜中の時間帯を、私は何だか
気にいっている。
何気に目が覚めた時、あるいは夢現の中で
目にする、耳にする、
暗闇の中で光る外灯、遠くに聞こえる
車の音、明かりのついているどこかの窓、
人々がおよそ眠っているなかで、
何かしらの生活が営まれている。
それが何だか好きで。
神秘的ですらある。
私も時には夜更かしをするけれど、
それは、日付が変わるか変わらないの頃。
神秘的な時間には、すでに夢のなか。
そんな私を置いて、真夜中は静かに時を
重ねていく。白く輝く陽光を迎えるために。
「ミッドナイト」
安心といえば「よかったぁ」
不安といえば「どうしよう」
真っ先に浮かぶのは、この2つの台詞。
できれば、「どうしよう…。」なんて
状況には出合いたくない。
難しくとも、いつも心が安定している
日々を過ごしたい。
近年まれにみる大寒波で、道路は凍結。
仕事に行くのが本当に大変だった。
まあ、車がスリップしないように気を
張っていたから、不安を感じる余裕
なんて無かったのだけど、
なんとか職場に着いた時は、
事故を起こさなかった事に「よかったぁ」と
自分も車も無事で安心した。
でも、道路の凍結は、まだしばらくは続くと
思われる。気温は、氷点下。
当分、不安や緊張と安心を繰り返すのかな。
身が持たないよ。
「安心と不安」
昔、旅行やイベントに持って行く
思い出の記録機器といえば、
私はもっぱらインスタントカメラだった。
ただシャッターを押すだけで、
必要なら、フラッシュをたいて。
「そこ、逆光になるから、場所変えて。」
写真撮影あるある、のセリフだったと思う。
今に始まったことではないけれど、
スマホのカメラ機能は大したものだと思う。
加工や修正で、自分の思い通りの写真が
あっという間に出来てしまう。
もちろん、それが悪いと言っているのでは
なく、カメラ機能をまったく使いこなせて
いない私からみたら、ただすごい事だと
思っているわけで。
旅行だ、カメラ買っていかなきゃ!と
勇み足で店に走った、あのインスタント
カメラ。
どんな機能があったのか、買わなくなった
今では、知る由もないのだけど、
シャッターを押す、ただそれだけを
繰り返していた、シンプルなあのカメラ。
もしかしたら、逆光さえも、何者にも
代え難い思い出なのかもしれない。
「逆光」
あれから何度かあなたの夢を見たよ。
いろんなシチュエーションの中で。
何で今頃?って思ってた。
たくさんの時間を一緒に過ごしたね。
ごはんを食べに行ったり、
いろんな話をして笑ったり、
時には、ぶつかり合ったりもして。
あなたと過ごした時間は、
本当に夢のようだった。
人に、夢と書いて「儚い」。
だから、脆いのかな。
虚しく消えていくのかな。
あなたと過ごした時間は、
まるで夢のようだった。
もう会えない人であるのなら、
二度と夢の中に出てこないで。
「こんな夢を見た」
人間の心は、
過去や未来を行き来していて、
「いま、この瞬間」を意識する
というのは、意外としていない。
いろんなところに意識が飛んでいる。
過去に後悔、未来に不安。
自分を否定、非難することがあっても、
その状態を受け入れて、
客観的に自分を見てみる。
「自分を悪く思っている自分がいるな。」
「失敗したけれど、また頑張ろうと
思っている自分をがいるな。」
評価や判断をせずに、
そのままを受け入れる。
いまの、この瞬間に戻って来る。
「マインドフルネス」。
ざっくり言うと、こんな考え方。
マインドフルネスを身につけられたなら、
タイムマシーンって必要ない、って
思うのかもしれない。
「タイムマシーン」