「夜」を表す言葉は、それぞれが
何時ごろ、という定義は無いらしい。
夜中、とか、夜半、とか、未明、とか。
私にとっての真夜中は、午前2時くらい。
真夜中の時間帯を、私は何だか
気にいっている。
何気に目が覚めた時、あるいは夢現の中で
目にする、耳にする、
暗闇の中で光る外灯、遠くに聞こえる
車の音、明かりのついているどこかの窓、
人々がおよそ眠っているなかで、
何かしらの生活が営まれている。
それが何だか好きで。
神秘的ですらある。
私も時には夜更かしをするけれど、
それは、日付が変わるか変わらないの頃。
神秘的な時間には、すでに夢のなか。
そんな私を置いて、真夜中は静かに時を
重ねていく。白く輝く陽光を迎えるために。
「ミッドナイト」
1/26/2023, 12:35:56 PM