NoName

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2/14/2025, 3:02:14 PM

ハッピーバレンタイン、
その言葉と一緒にことん、と音を立てておかれたのは
少しだけ湯気が立っているマグカップ。
中身は茶色。香りはコーヒーより甘く感じるけど、
ココアのような香りではない。

なんだろうな、これ。
あ、淹れたてなのかなぁ。

熱いから気をつけてね、

その言葉にコクリと頷く。

淹れたてみたいだ。

ふぅふぅと息を吹きかけて冷ましてから一口。

「苦いね」
「じゃあこのマドラー使ってみて」

はい、と手渡されたのは少し変わった形のマドラー。

「あれ?チョコの味した?」
「あのマドラー、チョコレートが先についてるの」

へぇ、そうなんだ!と言いながらまた一回し。
少しずつ溶けていくチョコレートと、ココアより苦くてブラックよりは甘いこれ。

「ねぇ、この飲み物ってなんていうの?」
「カフェモカ」
「これ好きだなぁ……ありがとね」

お礼を言うと、うぅん、と首を横に振られた。

「ほんとは普通にチョコわたそうかなって思ってたんだけどさ」
「うん」
「あんまり甘いの得意じゃないって言ってたような気がして」
「まぁ、少しなら好きだよ。覚えててくれてうれしいや」
「だからさ、それなら良いかなって。カフェモカにも一応チョコ入ってるし」
マドラーはもし甘さ足りない時にと思ってたから、使ってもらえて良かった。

「君がくれたからだよ」
だから甘くてもにがくても大好きなんだよ。

「ホワイトデー楽しみにしててね」

さて、何を返そうかな。

そう考えながら一回ししたマドラーの先端にチョコはなく、カフェモカは少しだけチョコレートが濃いめの味になった。

12/24/2024, 9:48:26 PM

イブの夜、最近は推しの誕生日イベント参加するのに空けてる。
銀色の巨人の相棒を演じていた推し。

この日の為にプレゼントや手紙を用意した。
喜んでもらえたら嬉しいな。

イブの夜、これからも貴方に伝えます。

お誕生日おめでとうございます!!
そして
いつも明るく元気で自己肯定感バリ高の貴方を推せて幸せです。

これからもずっとイブの夜に貴方に感謝と祝福を伝えられますように。

大好きなあなたへ。

Happy Birthday!



Merry Xmas!

12/22/2024, 12:01:06 AM

今日のお題の「大空」
私の好きな銀色の巨人の最終回から今日で9年目。
銀色の巨人の相棒の名字が今日のお題と同じでちょっとだけ驚いた。
やっぱ、あの人もってるなー。

前に書いた私の大好きな2人の推し。
そのうちの1人がその相棒さんを演じていた方。

彼の誕生日もすぐそこだ。
今年も直接彼を祝えるイベントに参加できるから楽しまないと。

「大空」の名前を持つ相棒と、銀色の巨人が「未知」の名前を貰ってずっとその名前を大切にしてくれて、そんな彼らが1度は別れる選択をしてから9年。

来年もきっとこの日を祝えますように。

大空が繋ぐ未知との絆を大切にしていこう。

11/3/2024, 11:09:32 PM

今回のお題をみて、真っ先に浮かんだのは、三年前の単車の話。
次男とその悪魔のこと。
大好きで、彼らに会えて、私はその役者さんも好きになった。
前にも言ったFC入るレベルで推してるうちの1人。

ひとりの役者さん、それも当時はまだ18歳の高校生だったその人の演技に魅せられた。





10/26/2024, 4:00:42 PM

それは例えば花に込めて渡すような
それは例えば宝石に込めて贈るような
それは例えば一杯のカクテルを君に勧めるような

そんな遠回りな言葉。
ずるくて小心者な僕からの精一杯の言葉。

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付き合って初めて貰った赤い薔薇の花束には、白いアザレアの花を返したの。
付き合って暫くして結婚を意識した時に贈られた薔薇の名前を持つ宝石がついた指輪には、涙声での返事。
そのあと貴方にオレンジ色のサードオニキスを着けたネクタイピンを贈ったの。
それからもずっと貴方は折につけて花を、そしてたまに宝石を贈ってくれた。
貴方のその不器用さに少しだけ不満はあったの。
でも貴方の瞳や態度は言葉なんかよりお喋りだったから私はそれで満足してた。
その分、私が言葉で伝えようと思ったの。
最初だけはあなたに合わせたけど、その後は出来るだけ言葉で返したの。

大好き
愛してる
ありがとう

いいコンビでしょう?私たち。

ねぇ、でも貴方。
あのカクテルの意味だけは私まだ分からないでいるの。

どうして貴方はあのとき、私にあのカクテルを贈ったの?

――――――――――――――――――――――――――

君と「もう一度素敵な恋を」してみたかったんだ。
別れるつもりなんてないよ

泣きそうな顔をした君に慌てて僕がそう言うまであと少し。

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