むらたま

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8/31/2024, 2:46:19 PM

不完全な僕と不完全な君。
ふたり一緒でもやっぱり不完全だ。
でもふたりで手を繋いでいれば
きっともっと高く飛べるはず。
そう信じられる相手を見つけられたことが
奇跡なんだ。

8/31/2024, 12:20:52 AM

私の好きな香水には哀しい名前がついている。
でもその香りをかげば、自分の胸の奥に確かに響くものがあるのだ。
ちょっと薬くさいこの香水。
包装紙のにおいにもちょっと似ていて、お香の様な雰囲気もある。
残念ながら「いい香りする」とはまだ言われていないけれど、本当の自分を出したい時に選ぶのは絶対にこれでなくてはならない。
つかみどころのない陰の薄さ。
嘆きと孤独と諦念の香り。
ああどうか廃盤になりませんように!

8/28/2024, 10:35:39 AM

僕はあるカフェの店長をしている。
しばらく顔を見なかった、突然の君の訪問。
ちょっと痩せたかな。
顔色も良くないみたいだ。
いつものカフェオレを出しながら、様子をうかがう。
常連客の何人かが来て、君は何事もなかったかの様に笑っている。
なんだ、気のせいかな。
それでもお会計の時、ふっと寂しそうな顔に戻ったのを見逃さなかった。
明日も来てくださいね。
そう言うのが僕にとっての精一杯の言葉。
こくん、と頷いた君、やっぱり笑顔の方が素敵だな。

8/27/2024, 10:16:47 AM

傘をおろして雨に佇む。
髪の毛から伝う、雨。
静かに静かに落ちてゆく。
この感じ前に感じたのはいつだろう。
少女時代?
大人になって一人ぼっちだと気づいた時?
いつも変わらず雨は優しい。
ぼんやり霧のかかった風景に心は少しだけ和やかになっていた。

8/26/2024, 10:11:00 AM

私の日記帳はあの日から止まっている。
あまりにも衝撃的で、あまりにも哀しいあの日から。
文字を書いても全て嘘になってしまうだろうし、後から読み返すのはあまりにも辛いから。
それでも人生は続いている。
残酷な程に淡々と。

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