むらたま

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6/10/2024, 10:06:10 AM

お前は何がやりたいんだ。
高校生の時に何度も聞かれた。
私は家で一人になりたかった。
空調を使えて食べたいお菓子を食べたかった。
もう少し言えば優しい人たちと本の話を延々としたかった。
それが叶ったのはだいぶ後。
飢えていた私にはその環境のありがたみが身にしみた。
わたしがやりたいこと。
語らいと共感、少しのお酒と、心のぬくもりを伝えあうこと。

6/9/2024, 12:15:34 PM

朝日のぬくもりを求めていた。
暗く寒い夜。雨までしとしとと降っている。
身体のふしぶしが痛い。
明日が来てほしい気持ちと来てほしくない気持ち。

朝焼けを拝むのは人生で何回目だろうか。
闇を押し上げる様に日が昇る。
今日が始まる。
また新しいスタート地点だ。

6/8/2024, 10:15:58 AM

岐路。
人生の分岐点。
あのときこちらの道を選ばなければ、今の私はないだろう。
大層な願いをもって選んだ道ではないけれど。
今無事にこの地に立っていることが何よりもありがたい。
私は沢山の経験をすることができた。

そして電車で隣に座っている見知らぬ人も。
数々の分かれ道の末にここにいる。

6/7/2024, 10:53:33 AM

世界の終わりに君と笑い合えたらいいよね。
今までの事、沢山話して。 
離れていた時間を全部許して。
これ以上ない位お腹を抱えて笑いたい。
手を繋いで最後の時を迎えるんだ。
そう、朝焼けは今までで一番綺麗なんだろう。

6/6/2024, 10:09:47 AM

小さな頃に見た最悪の夢。
雪の降る寒い中母の棺を押す。
目覚めた時は真夏だったけれど、タオルケットをはねのけて寝ていたのだった。
横で寝ている母の顔を何度も確認した。
それから私はタオルケットや布団をしっかりかけて寝るようになった。

今母は高齢者と呼ばれる年齢になった。
最悪の夢が現実になる日が迫っているのを感じる。
今の私はその衝撃に耐えられるだろうか。

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