むらたま

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小さな頃に見た最悪の夢。
雪の降る寒い中母の棺を押す。
目覚めた時は真夏だったけれど、タオルケットをはねのけて寝ていたのだった。
横で寝ている母の顔を何度も確認した。
それから私はタオルケットや布団をしっかりかけて寝るようになった。

今母は高齢者と呼ばれる年齢になった。
最悪の夢が現実になる日が迫っているのを感じる。
今の私はその衝撃に耐えられるだろうか。

6/6/2024, 10:09:47 AM