楽園
私にとっての楽園は
安心できて、愛を感じることができる場所。
そんな風に思いめぐらせていたら「inner peace」という言葉を思い出した。
どんな状況にあっても、私たちはじぶんの内側に平和なスペースを創り出すことができる。それがinner peace。
初めて知った時、そんなことができるのか、と衝撃を受けた。それができたら、どんな大変なことが起きても大丈夫じゃないか!と。
あれから10年。今もコツコツ、私は内側の探究を続けている。
外の嵐同様、内側にも嵐は来る。
寂しさや不安、怯え、焦り、嫉妬、怒り…吹き荒れるものを、誤魔化したり否定したりせず向き合ってみる。
そうだよね、その気持ちあるよね、と認めたら、
すとんと何かがおさまったりする。
そうだよねぇ、とじんわりこみあげてきたりもする。
やさしい気持ちで、ゆらゆらとじぶんを抱いて過ごす。
しずかに、しずかに満たされていく。
そんなひと時に、じわっと幸福を感じる。
Pakshika
風に乗って
風というか、何か勢いというか、こうだという確信を持ってどんどん物事が進んでいくことがある。後から振り返ると、なんで怖がりもせず、あんなことできたんだと思ったりすることもあるが、その時の私は全く迷いがないし、当然のこととして突き進んでいる。
たぶん、潮目が変わる瞬間が好きなんだと思う。今だ、というタイミングで未知のプロセスに飛び込む。パッとそこに入ったら、もう流れに乗ってしまって後戻りはできない。進むだけ。次々に物事が展開していき、思いもよらない景色が見えてくる。
思えばそんな潮目の瞬間は、絶好調のハッピータイミングじゃなく、どん底の行き止まりで迎えたことの方が多かった気がする。からだも心もズタボロのヨレヨレで、座り込んでしまっていても、人生には差し込んでくる光がある。
昔何かの本で「私が飢えていたとき、パリの街はあまりにも美しかった」みたいな表現があったけど、そういうことってあるよなーと思う。
弱りきったとこにいるからこそ、身に沁みてくるものというか。何かのアンテナがビリビリ立ちやすいというか。
計画も計算もできない、そういう人生の潮目。今だよ、と外から呼ぶものと、それに呼応する内側のもの。じぶんのような、じぶんではないような、境目がわからないところで進んで行く人生が好きだ。
2026.04.29 Pakshika