5/18/2024, 7:05:49 PM
恋物語
誰かの音になるのが嫌だった
どんなに有名でも、どんなに無名でも
その音が救世主様に見つかって
美しい音色と称賛されて
美しい救世主様の音になるのが嫌だった
その昔、僕は恋をした
僕にとって人生そのもので
世界なんか些細なことだと
本気で信じた日があった
あれから、世界は僕を見なくなって
彼女は救世主様に見つかった
叶う気持ちを愛とするなら
叶わない気持ちは恋として欲しい
今でもずっと届かない
あの夏の夢と、その旋律に
4/23/2024, 4:21:05 PM
今日の心模様
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
うん、いつも通り!
4/18/2024, 4:03:52 PM
無色の世界
おとぎ話にすらならない
きっと誰かのお話
線を言葉に直すことしか
私たちにはできなかったのに
その世界は色を求めた
こんなにも美しく居心地の良かった世界は
あっという間に
ぐっちゃり
ぐにゃりにゃり
ぐろ
くろ
私たちのよく見る似たような世界に
私たちは文字を落とすことが出来た
でもそこは紙の白とインクの黒で
決して純粋無垢ではなく
そもそも私たちの世界に黒も白もなかった
あるのはただ 線
線だけでよかったのに
4/14/2024, 5:02:48 PM
神様へ
もし過去に戻れるとしたら
私はどこへ戻りましょうか
一択しか思いつかないのは
きっと私の神様のせい
どうして死なせてくれなかったんですか
私が願っていなかったから、ですよね
私が自分で死ぬので、そこで見ていてくださいって
そう言ったからですよね
生きていい理由と
死んでいい理由は
まだ私に制御できているのでしょうか
まだ私は、虹を追いかけていられるのでしょうか
それとも、その思考自体が
私の神様自体が、犯されているのでしょうか
どうして助けてくれないの。
4/7/2024, 5:57:41 PM
沈む夕日
赤。赤。赤。
瞼を閉じても、留まり続ける。
もう目の前には居ないのに。
ずっと痕が残って、仕方がない。