会うのはこれで最後にしましょう。
もしも世界が終わるなら
その時あなたのことを好きでいたいので。
「好きな人と靴紐を交換すると長く続く」
うちの学校ではかなり人気の都市伝説で
セッターはバスケ部の2年生と、
リベロはバドミントン部の1年生と交換してる。
赤い靴紐の右足、緑の靴紐の左足。
ベンチで勝利を祈るマネージャーの私と同じ靴紐を結んだエースがコートの上で
高く飛ぶ
ずっと何を考えてたの?
ずっと何を思ってたの?
ずっと何を感じてたの?
みんなのお父さんみていいなって思ってる。
みんなはね、愛されてるの。
とうちゃん、愛してくれてた?
愛してなかったっていうなら、悲しいけど、辛いけど、納得しちゃうよ。
愛してたっていうなら、いつ?どのとき?どのくらい?些細でいいから表現してほしかったな。
でも1番欲しいのは、いまもまだ愛してるって言葉だよ。
あー、なんか、何聞いても泣いちゃう自信しかないよ。
今も久々にとうちゃんのこと思い出して泣いてるし。
とうちゃんとかあちゃんが離婚できたとき、とうちゃんが死んでったとき、やだなーとか何で?とかもちろん思ったけど、よかったって安心もあったの。最低な娘だよね。ごめん。
あの世に行って会えたら教えて。
地獄で会おう。
それまで愛してたかどうかの答えは、まだ。ね?
大好きでした。あなたのこと。
全てがどうでも良くなるくらいには。
同性を好きになったのは人生で2回目だけど、
1人目の人を好きになったのは学生の頃だし、憧れを恋って勘違いしてただけな気もします。
でも、あなたのことは本気で想っていました。
アニメも聖地巡礼も楽しかった。でも、
アニメはあなたが好きだから見てました。
聖地巡礼はあなたと出かけられるから足を運びました。
純粋に楽しむことなんかできなくて
その先にあるあなたの笑顔が見たくって。
ごめんね。
聖地巡礼でまわった数々の旅行先。
私にはアニメのシーンよりもあなたとの思い出が蘇ります。
センチメンタルジャーニー。
愛してごめん。
叶わない恋を失うのがこわくて
理由をつけて1日でも1秒でも長く恋をしていました。
でもどんなに想っていても恋は儚くおわりをむかえて、
覚悟していたはずなのに、あまりの辛さに
悲劇のヒロインを気取りたくて
綺麗な月明かりの下で暗闇に紛れることをいいことに
涙を流しながら歩きました。
どのくらい歩いたのでしょう。
どこまで来たのでしょう。
時間も場所も分からない私に「君」と。見上げる月に被って数学の先生が立っていました。
「先生」と泣く私に
いつもは真面目で柔軟性がなく冷静だから「こんな時間にここで何してんだ」なんていうかと思えば、
何も言わずに抱きしめて泣かせてくれました。
以上のことから私の恋は、
新しい恋をすれば失恋を癒せると証明します。