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9/10/2024, 3:58:05 PM

喪失感

思い出をたくさん、キャンバスに塗り広げて。
重ねて、変えて、休んで、描いて。
ずっとずっと変わり続けて、それでもずっと楽しくて。
あるのが当たり前になったキャンバスに、
ある日、穴が空いた。最初の一筆も、気に入った色も、
どんどん崩れていった。いずれ興味も無くなった。
もういらない思い出の欠片を捨てながら思う。
また同じくらい愛せるキャンバスは見つかるかな。

9/10/2024, 9:40:51 AM

世界に一つだけ

見たことあるような絵は評価されない。
聞いたことあるようなメロディはどうでもいい。
使い古された格言なんて誰にももう響かない。
ありふれた作品なんて、目には入らない。
それでも、世界に一つだけの個性がどこかにあって。
それに気づいた誰かにとっては、世界に一つの作品で。
誰かにとっての、世界に一つをつくれるかな。

9/8/2024, 4:17:04 PM

胸の鼓動

いつも静かな心臓の鼓動、普通にしてりゃ聞こえない。
けど、嬉しい時、怖い時、疲れた時、苦しい時。
いてもたってもいられない時、未来が全然見えない時。
自分の寿命を削るみたいに、ドクドクと伝わってくる。
あの胸の奥がざわつく感覚、あんまり好きじゃないな。

9/7/2024, 4:38:54 PM

踊るように

剣舞と見紛うほど無駄の無い動き。
思わず後退りしてしまいそうなほど強い圧と覇気。
その姿に強く憧れた。格好良い。素直にそう思った。
いつかああなりたいって、それでいて、ただ。
凄く悔しかった。

9/6/2024, 4:17:34 PM

時を告げる

こんなに綺麗な場所であなたと踊る。
そんな夢みたいな夜も、もう少しで終わりね。
醜い姿はとても見せられないから、
言われたとおり帰らなくちゃ行けないの。
午前0時の時を告げる鐘が鳴る前に。

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