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喪失感

思い出をたくさん、キャンバスに塗り広げて。
重ねて、変えて、休んで、描いて。
ずっとずっと変わり続けて、それでもずっと楽しくて。
あるのが当たり前になったキャンバスに、
ある日、穴が空いた。最初の一筆も、気に入った色も、
どんどん崩れていった。いずれ興味も無くなった。
もういらない思い出の欠片を捨てながら思う。
また同じくらい愛せるキャンバスは見つかるかな。

9/10/2024, 3:58:05 PM