sora

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2/12/2024, 10:29:56 AM

『また来年、この桜の木の下で話せるといいね』
そうほほえみながら僕に言う彼女。

でも、そういった彼女はもういない


僕は彼女と同じ年齢だった。
俺が入院するようなことがあり、そのときに出会った。
彼女は僕に話してくれた。
『私はもう治らないって先生に言われてるんだ…』と、
でも、普段の彼女はそんな寂しさを微塵も見せなかった


彼女からもらった、というより、彼女が亡くなったあとに主治医からもらった手紙がある。


毎日、楽しかったと、、、僕がいてくれたから笑顔になれたと、、、そういう言葉が丁寧な字で綴られていた。
そして最後に…




言って〇〇くん(僕)に迷惑をかけるかもしれないけど、言えなかった言葉を伝えさせてください。

私は〇〇くんのことが好きでした。
みんな私のことを「可哀想な子」という目でしか見てきません。でも、〇〇くんは私のことをちゃんと見てくれました。
それがとても嬉しかったです、それと同時に生きたいと初めて願うようになりました。
短い私の人生の最後を彩ってくれてありがとう。
そしてごめんね…心残りを与えてしまったら、

でも、〇〇くんは私のことなんて気にせず好きな人と幸せになってください。それが私の願いです。




そう書かれていた。
僕はこの手紙をもらった日から決めていた。
度から今日この桜の前にきた。
彼女に約束したこの場所で伝えたい言葉

『僕もあなたのことが好きでした。』と…





お題 この場所で 伝えたい

※『この場所で』は前回のお題です。書きたかったけど書けなかったので今回と合わせてみました

2/7/2024, 10:14:22 AM

※今日は私の話です。


どこにも書けないことがある、
でも、せっかくのお題だし、相手が匿名だから書いてみよう、そう思えるときもある。
私は今そんな気分だから書く。


私は今、毎日が死にたいと思ってしまう。
普通の人、として生きること、皆と同じようにすることがとっても大変で、しんどい。
でもこんな自分を怠けてるだけだと思ってしまう。

皆と同じようにできなかったら自己嫌悪になる。

周りとすぐ比べてしまう。
自分を客観視できるのに、改善点はわかるのに、勇気が出なくて現状維持をここ5年ほどして生きてきた。


誰にも相談ができない。最初の方に相談したことがあった、でも…突き放されてしまった。
そこから人を信じることができなくて相談できてない。
自分の心の内を話そうとすると喉が苦しくなって声が出なくて、涙が出そうになる。
だから、病院に行くこともなくここまで来てしまった。


言い訳なのかもしれない、本当は進むのが怖くて現状維持を自分が望んでいるのかもしれないと思うこともある。

たった一歩の勇気が5年経ってもなお進めずにいる。
多分…この先も同じような生き方をするのだろう…
そう思う自分もいる…


そんなどうしょうもない、私の話…

最後まで読んでくださった人がいたらありがとうございます。
とても重い話になってすみませんでした。

2/5/2024, 10:38:56 PM

今回の話題で2つ思いついたので書いてみます。


この溢れる好きという気持ちを流れ星に託して、
そしたら貴方に届くだろうか、

貴方にもう会えない、辛くて、しんどいけれど、
それでも貴方の幸せを願ってる。
それぐらい好きという気持ちがあの日から消えることがなく、むしろ増えているから。


この溢れる思いが貴方に少しでも届きますように






この溢れる思いを誰かに話したい、
でもこの気持ちは溢れるけど言葉としては出てくれない

いや、無意識のうちに私が出せないようにしてるのかも…
怖いから、この言葉を言うのは、、、


だから今日もあふれるこの思いを心のなかで叫び続ける、
誰にも届くことのない私の気持ち。


表面に出さないように私は今日も心のなかで叫び続ける







お題 溢れる気持ち

2/3/2024, 2:38:09 AM

勿忘草、花言葉は『真実の愛』

僕は彼女にその花のついたネックレスをプレゼントした。
花言葉を添えて、、、


でも、
彼女はそのネックレスを受け取れないといった。
付き合って3年の彼女とそうして別れた、、、


当時、僕の何がだめだったのかとかずっと悔やんでいた





後々聞いた話だ、
彼女は急性白血病を患っていたらしい、、
彼女はその後帰らぬ人となってしまった。
その話は彼女の母親から聞き、彼女の日記を見せてもらった。




○月✕日


彼氏が勿忘草の花言葉を添えたプレゼントをくれた。
とても嬉しかった。
でも、私にはもう寿命は残されていなかった。

彼氏くんのことは大好きだった。でも、別れた。
彼氏くんにはまだ先がある。
だから幸せになってほしかった、、、

病気のことを話せないのは辛いけど、仕方のないこと

私が死んでしまっても、彼氏くんには幸せになってほしいな、、、

勿忘草、もう一つの花言葉『私を忘れないで』






その日記を読んで僕は泣いた。
彼女は一人で戦っていた、何もできなかった自分を悔やんだ、でも、彼女は僕の幸せを願ってくれた。
そんな彼女を無下にすることはできない。
早く立ち直らなければ彼女に顔向けができない、


だから僕は彼女を忘れることはないけどちゃんと現実を生きようと思えた。






お題 勿忘草

2/2/2024, 7:32:03 AM

ブランコを揺らして遊んだ小学生の頃

あのときは何もかもがキラキラして見えた。
何もかもが大きく見えた。
どこまでも行けるのだと思っていた。


毎日小学校が終わってからというもの、
公園に行って、ブランコを高く漕いだり、友達と鬼ごっこしたり、、、夕方までずっと遊んでた。
あのときはもっと遊べたらいいのにってずっと思ってたな…



でも、
年齢が上がるにつれ、世の中の黒いものを知った。


空気を読めなければならない、
年相応の行動をしなければならない、 

そう考えるたび輝いていたはずの世界が色褪せ
息が詰まる毎日になっていた。


子供の頃確かにあったはずの自由は大人になるにつれ
常識を学び囚われ自由を失っていく
無邪気だったあの頃と正反対の世界…



今はただ昔遊んだ公園のブランコに腰を掛けるだけ…

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