過ぎた日を想う。
日本語が拙いな。あと想う、ということは対人間ってことだけど。今すぐぱっと思い出す事柄がない辺りなんかな。だめだな、って感じか。捻り出すとそうだな。
毎日違う職場に通っていた日々がある。はっきり言ってストレスしかなくて、だからといって、私には一箇所に留まり続けるのも難しかった。だからこそ選んだ仕事であり、だからこそ息が詰まった。
いつも30分は早く現地に着くようにして、ベンチでぼうっと座っていた。遅刻予防。トイレにも行きたいし、遅延に巻き込まれないように回避する為でもある。睡眠時間は減って、吐いたこともある。元々乗り物に強くないし。
楽しかった仕事場もあれば、二度と行きたくない所もある。だいたいキリキリした現場。それで成績が出ればいいけど、緊張感しかない現場は敬遠されるから無いのが救い。入っていって現地の人が怒鳴られている現場なんて誰も行きたくないもんだ。
楽しい仕事場は、割と普通のことを普通に出来ている現場だった。した挨拶はちゃんと返されたり。ミーティングで毎日ひとり表彰するとかもあった。スタッフを大事にする為の教育がちゃんとあった。
笑顔で挨拶して「では本日も頑張っていきましょう」に「はーい!」が返る。掃除は全員でしていて、スタッフルームの誰かが行ったお土産を貰うこともあった。
結局仲のいい現場は成績もいい。何故って、フォローが違うから。「いいよいいよ、大丈夫」って言われるのと「そんな事も出来ねーのか」ではスタッフの育成度が変わる。いっそ嫌味言いながらフォローはまだマシ。聞こえないふりされるよりは。
「チョー可愛くないですか!」
そう休憩に猫動画を見せてくれたスタッフさんのiPhoneの画面がバッキバキでろくに猫見えなかった。楽しかった現場。愛しき人達。お元気ですか。
星座。
視力良かった頃、めちゃくちゃ見えたのを思い出す。林間学校。満天の星空。本当にきれいだったの懐かしいな。星座早見表とか持って、夜に授業があった。
今となってはコンタクト無いと何にも見えないや。2.0の世界ってどんなだったっけ。星触れそうって思ったのは覚えてる。
踊りませんか?
そのセリフ、メトロポリタン美術館って思った。ホラーというかオカルトめいてるっていうか。一番にそれが浮かぶ私がやべーのかもしれないけど。
『みんなのうた、怖い』で検索するとトップに出てくるやつ。歌詞には一切出てこないけどなんでだろう。ほらこわい。
なんでか知らないが絵に食われるんだけど、なんでこれみんなのうた採用した? 意味が分からない。タイムトラベルはいいとして、いきなりその最後。行間が読めなすぎる。
タイムトラベルの代償? でも最初に靴下あげてるから、代償は支払ってるっぽい。じゃあ、天使様が一緒にトラベルして、少年気に入りすぎて帰したくなくなったとかくらいしか思いつかない。まじでそこのそこのさわりやってほしい。
つまりいつまでもその曲のこと考えてしまう。疑問形ではなく、ばっちり踊らされている。
巡り会えたら。
高校生の時、近所に中古屋さんがあってCDコーナーで居座るのが日課だった。で好きなアーティスト買ったりとか、ジャケ買いとかね。まだ配信とかお試しできなかったからさ。ちょっとした博打。楽しかったな。めちゃくちゃ当たりの時もあるし、1回聞いたっきりのやつもある。自分の好みを把握する時間だったと思う。
聞いたことないアーティスト名でちょっと高いなーとか思ってスルーして、次回覗きに行った時無いとか悔しい思いもする。一期一会。巡り会えたら、その時が買い時。
ある時、気に入って聞いていたCDを見て気付いたんだけど、ケースとタイトル違ってたの。まあ、取り換える時に間違えて片付けたかなって気にしないで入れて。棚を見たけど合うタイトルがない。何よりよく見るとそのアーティストのCDそれしか持ってなった。
オチというか、つまり買った時には違うものだったってこと。更に言うと、きっと売りに出した人が間違えて入れたままでお店も売っている。
そこまで思い至った時にはちょっと笑っちゃった。ジャケ買いって本当に楽しかった。最近は配信ばっかりでそんな事も起きないし。冒険するのもいいことだと思う。
つまり私はジャケ買いしたはずのCDを結局聞けていないってことで。あの中身、どうしてるんだろう。別の人が買ってみて気付いたか、それとも売り主の家にあるのか。すごく気になる。
奇跡をもう一度。
前に死ぬほど人間関係に悩んで逃げ出したくて。その年の初詣に行った時ね。大師様のとこ行ったわけ。割と有名なとこ。
なんかさ。創作とかは神様に名前取られちゃいけねーよ的な話多いけど、その時は本当に色々参ってて。普通に呼吸するのも引っかかるというか。胸苦しくて息浅くなるし、歩いてて意識遠のく瞬間あるとか、そのくらいヤバかったの。
お参りってお願いごとをするんじゃなくて決意表明をしに行くところみたいなこと聞くけど、もう本当そうも言ってられなくて。で、めっちゃなむなむ頭の中で住所から名前から何から今の状況とか不安とかぶちまけて。多分5分くらいは手を合わせたままだったんじゃないかな。
勿論どうにかしてとは言わなかったし、現状報告止まりでどうにか好転したら嬉しいみたいな感じで締めくくったと思う。あとは大師様の繁栄と、小さい頃からいつもやってるのは最後に、世界が平和になりますようにってやつ。そのお願いは良くない? って思うからそれは気にせず言う。なむなむしてお賽銭した。
御札収めたりとかお祓いのお願いするとか、考えたけどまあ金銭的にやりたいけど出来ない時だった。やったのはおみくじだけ。敷地広いから至るところにあるんだけど、本殿の正面すぐ脇のところ。
なむなむしたし、来る時よりはほんのちょっと気分は軽くなってたけど全然決心つかないし、どうしたらいいか分からない。でもいつもやってるから何かやるべきだとは思って。せっかく来たのに凶を怖れて逃げたくなかったというか。
右側に100円入れて左側に手を突っ込んで、たくさんあるのをひとつ授かるタイプのおみくじ。大吉は出なかった。ちょっと落胆。でも、ひっくり返して驚いた。合縁奇縁って書いてあった。あと3行くらいの短いおはなし。どこに縁があるか分からねーから会った人は大事にしろよって。
あんなに真剣になむなむしたことなかったけど、それ引いて本当びっくりした。境内で超絶泣いて帰った。やべー大師様めっちゃ話聞いてるし通じてるって思った。奇跡はあるよ超あるよって。
後で冷静になるとさ、これを奇跡と言っていいのかは知らない。お前がたくさんある中から選び取ったおみくじだよって言われたらそうかもしれないし。でも授かったと思ったからこれは奇跡。それで良し。日本にはたくさん神様仏様がいて、割と隣人でこっち見てくれてる。
後にも先にもその時みたいに、話聞いてくれてた! って思ったことないな。毎年お参り行くけど。もしもう一回聞いてもらえるなら、ここぞって話の時にまた超絶なむなむしますね。