とらた とらお

Open App
1/23/2023, 3:28:23 PM

どこまでも続く田んぼを駆けている。
稲は刈られ、青い草が生え始めた田んぼだ。
脚の筋肉を使って、全速力で駆けていく。

勢いはついた!
サッと両腕を広げる。

ふわっ

勝手に上に上がっていく。
ぐんぐん上がって空にぶつかりそうだ。

イタ!
ほんとにぶつかった!?
どんどん高度が下がってゆく。

空を飛びたいのに!
結局地面に近付いてしまった。
仕方がないからまた地面を蹴飛ばす。

ふわっと上がって広大な土地を見下ろした。
見えるもの全てが、自分の物のような、
そんな不思議な感覚に、私の胸は満たされた。



こんな夢を見た

1/19/2023, 3:12:57 PM

会える見込みは低かった。
事前に約束しているわけでもない。
何なら移動はしないと伝えていた。

けど、会える可能性が少しでもあるなら、会いに行きたいと思った。距離は関係ない。陸続きでさえあれば会いに行けた。

後悔したくなくて行動に移した。
寝袋と必要そうなものだけ適当に詰め込んで、無計画に車に乗った。
君には会いに行っていると伝えなかった。
ただ「家出して旅に出る。探さないでください。笑」と。
限られた期間内にたどり着かないかもしれない。
君が家から抜け出せるとも限らなかった。
余計な期待や葛藤をさせて心を煩わせたくなかった。

会えるかもしれないと思えば、移動は苦ではなかった。
休憩に立ち寄った場所から旅の写真を送った。
食べ物はディスカウントストアで適当に。
比較的安い温泉を探し、湯船にだけは贅沢にも浸かった。
寝場所を探し、「少しお借りします」と車を停め、寒波が襲う中、寝袋と毛布にくるまった。
微塵も苦ではなかった。
むしろ、達成感のようなものを感じていた。

旅の写真を送りつつ、着実に君の元へと近づいた。

ようやく君のいる町へと着いた。
君がよく見知っている建物の写真を送りつつ、「会えるタイミングはない?」と尋ねた。
なかなか既読がつかない。
不安と期待が渦巻いていた。

やることもないから、車内で休んでいた。
思っていた以上に体は疲れていた。
日差しが暖かく、心地いい。

返信が来た。
「ほんとに?
 今どこにいるの?」

「まだここにいるよ
 どこにでもいけるよ
 会えるなら
 会えなくても…、まぁ…、いいけど」

「そこ」

「じゃ、ここにいる」

たったの20分、待つだけだった。
期待に胸が膨らんだ。
見知った車が駐車場に入ってきた。
そこには8ヶ月もの間、会うことの出来なかった君の姿があった。

総移動距離3,064kmにもなった旅の序章である。



君に会いたくて

1/18/2023, 2:31:05 PM

まさに今日、日記が閉ざされた。

1/17/2023, 3:05:30 PM

木枯らし
風速は秒速8m以上
北よりの風
秋から冬に向かうとき吹く風
風が吹くたび葉を落とし、木を丸裸にして枯らしたようにしてしまうから木枯らしという。

実りの秋、色鮮やかな秋からモノクロに近づいた、裸の目立つ冬に変わる。
ビューと吹く
淋しくなる

木枯らしが鼻先をかすめると、つーっと鼻水が。
乾いた空気で喉は枯れ、がらがら声に咳コンコン。

淋しい世界に心も枯れ、ちょっとしたことに心折れそうになる。
ふとした時に涙が流れ、止めようにも止まらない。
涙枯れようかという時に、新たな風が吹いてくる。

風速は秒速8m以上
南よりの風
冬から春に向かうとき吹く風
春の訪れを告げてくれる
その風を、春一番という。

枯れた木々に芽吹きをもたらす





(詩でも書いてみるかと特徴をメモした。
 が、力尽きてそのまま投稿した…。
 体裁整えたから許して欲しい。)

1/16/2023, 12:37:21 PM

我が心に問うてみる。
「美しい」と思うたことあるか?
『さほど無し』

これに尽きる。
美しさを捉える心がないのだろうか?
そうかもしれない。
「綺麗」を捉える心はあるが、どうも「美しい」を捉える心が乏しいように思う。

「綺麗」と「美しい」の違いは何なのか。
きらきらとした光・輝きか、心地よく整った造形かといったところだろうか。
美的センスがない辺り、心地よく整った造形に注意を向けることは確かにない。

いや、あった。
チラシの構成を考える時。
文章の体裁を整えている時。
こういった時は心地よく整った構成に注意を向ける。
そして、確かに「美しい」と感じる。

微々たるところで美しいと感じる心が動いている。

美しさで心を潤すべく、美しさを捉えていこうと思う。

Next