7/22/2023, 1:27:54 PM
「もしもタイムマシンがあったなら」
「できたできたぞ。タイムマシンが!」
「博士、それ何度目ですか?今回もどうせ失敗に決まって……あれ?博士どこに行ったんですか?」
突如静かになる研究室。
私が話しかけていたはずの博士の姿はない。
まさか、本当に。
「でも、一声かけてから行ってくださいよ」
私は、素直にタイムマシンの成功を喜んだ。
「「助手くんただいま」」
「おかえりなさい。って博士が二人?!」
「「えへへ」」
7/20/2023, 1:05:29 AM
「視線の先には」
「どしたん?」
一点を見つめて動かない彼。
彼はよく何かに思い詰めるとよくこうなる。
でも、こんな彼も好きだ。
今なら見つめていても許される気がする。
「そろそろこっちみてよね」
7/18/2023, 3:51:17 PM
「私だけ」
その瞳も、その声も、全て私だけのものになればいいのに
貴方は教壇に立ち、私を見下ろすだけ。
私なんてただの生徒に過ぎない。
でも。
好きでいるのだけは許してほしい。
7/6/2023, 11:28:51 AM
「友だちの思い出」
生きてる?
それとも死んでる?
私は幸せだったよ。
喧嘩別れして連絡取らなくなって、
でも、こんなに経ってから病院にお見舞いに来てくれた。
共通の友人でなおかつおせっかいなマミコに感謝だね。
ありがとう。
7/5/2023, 11:23:08 AM
「星空」
星空に手を伸ばす。
その星に手は届かないと知っていても。
一緒に空を見上げる友人が私の手を握る。
「何?急に」
「私を掴んでれば星を掴んだことにならない?」
「それはアンタが星子だからってこと?」
「そう」
余り冗談を言う子ではなかったので少し驚いた。
でも、今日はとってもいい日になったと思う。