奏でそう

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「もしもタイムマシンがあったなら」

「できたできたぞ。タイムマシンが!」
「博士、それ何度目ですか?今回もどうせ失敗に決まって……あれ?博士どこに行ったんですか?」

突如静かになる研究室。
私が話しかけていたはずの博士の姿はない。
まさか、本当に。

「でも、一声かけてから行ってくださいよ」

私は、素直にタイムマシンの成功を喜んだ。

「「助手くんただいま」」
「おかえりなさい。って博士が二人?!」
「「えへへ」」

7/22/2023, 1:27:54 PM