2/11/2024, 7:52:55 PM
生まれて初めて、同棲した。
この場所で、僕はこの人と生きていきたい。
――この場所で――
11/22/2022, 7:22:11 PM
伸ばされた手を握ろうか。
君は少し遠くなったけど愛しい我が子の手を一緒に握ろうか。
君と距離が縮まった。「泣くことはないさ」と言った僕の声が震えている。絶望の味がした。手を握ろうか。
君の車椅子を握ろうか。
握ろうか。僕の手を、握ろうか。
――夫婦――
9/13/2022, 1:19:16 PM
……夜明け前、列車に乗ってどこか遠くに行ってしまおう。
僕は君の手を引くから、どうか迷わず付いてきて。
海の向こう、星々が別れを告げる頃
君は夢への列車に乗り込む。
僕はそこに付いて行くことはできない。
けれど。
きっと君のたどり着く場所で再会しよう。
――夜明け前――
8/27/2022, 12:00:52 PM
雨に佇む君の背は、遠い記憶の窓の向こう
張り詰めた生と死の狭間に触れた、あの人差し指が愛しい
しゃがみ込んだ水溜まりに写る君はどんな表情(かお)を見せている?
瞠目の随、空想の淵で君に想いを馳せる
雨に佇む君
雨に濡れた僕の花びら
雨よ
どうか止まないで
――雨に佇む――
7/4/2022, 9:20:47 AM
この道の先には何があるのだろう。
そう書き出す人は多いかもしれない。
でも私はこう思う。
道の先に何も無かったら、君はどうなるのだろうかと。
唖然とするか。涙が出るか。
果てのない空虚に包まれるかもしれない。
でも私は君にこう伝えたい。
そこにたどり着くまでの足跡を見てごらんと。
その足跡は、君が確かに進んだ軌跡。
君はそれだけ経験を積み、成長したのだと。
私は伝えたい。
これを読んでいるあなたという「君」に。
これを書いたんだなと後に思う、私という名の「君」に。
――この道の先に――